第68章 騒動
ケイト「頑張ってるのが馬鹿馬鹿しくなるね。
ま、こっちはされたら嫌だから同じことしないのを貫徹するけど」
神様『それはあなたのような極一部の人だけです。
本来ならば…皆が皆、彼の逮捕されないという状況を見据え、真似をし、同様に壊し、殺し、傷付け、バレないようにやりたい放題やる『礎』となります。
そうなればどうなると思います…?
この世の終末に近付くばかりとなります。
やりたい放題やって裁かれない→真似をしてやりたい放題やって裁かれない人口が増える→報われず救われない人々もやりたい放題に復讐として実行する→殺戮、強奪、暴行、暴言、何でもありが水面下で横行する→負の無限ループ
はっきり言って皆の(この世での)修業の邪魔です。限度を超え過ぎています』
ケイト「ああ、それが全て地獄落ちの真相か」
神様『だから皆を地獄落ちに導く魂だと以前言ったのです。←2300ページ参照
その現況たる彼を放っておく訳にはいかないというのが神々の総意。
よって、彼を消します』
ケイト「……………←理解が追い付かない
………え……今なんてった!?;」←理解がようやく追い付いた
神様『あなたが学べたので用済みです。消去します』
ケイト「いやいやもうちょっと優しく!;
神様『手を拱いていれば世界が消されます。
徹頭徹尾ああなのですからいい加減学習して下さい。
天国行きなど元来存在しない魂だったのです。
繰り返さないこと、それを決して学習しない彼では少年院でも病院でもあの世でも0
あなたでも無限大の内たったの11、その子孫まで含めば3しか更生出来ませんでした。
それも…人生を懸けてまでしてやっとです。無駄にさせてしまったそれをきちんと戻します』
ケイト「あの、待って;
じゃあマフィアとか裁かれないやりたい放題のはどうなるの!?;
神様『そちらは全部において地獄落ちになるほど勝手をしていません。
たとえこちらではそうであれ、猛省する世界もあれば最初から最期までしない世界もあります。
ですが彼は一切合切それが無いんです。無い魂なんです。いくら猛省したとしても必ず繰り返します、そして繰り返さない努力を怠ってゆきます。
許されるばかりの甘やかされ過ぎる環境、そこが同じであっても、人によっては必ず半々となるのです。
それが覆されるほど勝手だから、消す以外仕様がないんです』