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Unlimited【ダンまち】

第68章 騒動





「思い込んだら一直線…;」

「誰か止めて…;」

フィン「止まらないから愚突猛進なんだろう?;
だから早い内に止めたかったのに;」嘆息

精霊王「あ、なるほど…スキルにも出とったな;」

マヤ「かっかっかっ!^^
いいねえ!若い内はそれがいい!何もしたいことが出来ないまま死んでいくよりよっぽどいいさ!

私達の最初の娘のように…ならないならね」←含みのあるように笑う


ケイト「ねえ、神様…彼が「死ぬ気で『迷惑かけないように』「したいこと」をする」ってこと、出来てる世界ってある?」

神様『いいえ、どちらかと言えば『出来るとしても』「死ぬ気で迷惑を掛けない」「死ぬ気で謝る」「死ぬ気で直しに行く」「死ぬ気で弁償する」ぐらいしか出来ません。
出来るとしても、死ぬ気変更が出来るようになるまでは2つは無理かと…それこそあなたの言うその内容は。

正直に言って、彼の中での後悔は…「これまでに『無関係な周囲』へ掛け続けた多大な迷惑」よりも、「自分がやりたいこと」の方が圧倒的に大きい。
何度傷付けても、何度多くの物品、国のものでも人のものでも売り物を壊しても、無いのが証拠。
あなたも知るように、殺した後にもです。

それは魂にも刻まれてますし本人自身意に介してません。
寧ろ意に介していれば、2度目以降に先程述べた内容の死ぬ気になります。せめて死ぬ前に、とね…


どれだけ地獄に落ちる人であっても、天国行きになる可能性は等しく5分5分。
それを覆している要因がそことも言えます。

だから言ったでしょう…優しい人です、けれど、それとこれとは別物です、と』
ケイト「せめてもうちょっとわかりやすく言えなかったの?;」

神様『それでは学びにならないでしょう。
自分で見分け、気付けるように…実父の時と同様に、無いものとして扱われる想いは嫌というほど味わってきたでしょう。
だからこそ…気付くべきだと判断したのです。

被害ですらも、性的な虐待ですらも、心の傷も、感情も何もかもを無いもの、嘘呼ばわりされる始末だったのですから…』

ケイト「その上で…自分を出す、か…

だから悪影響を及ぼす、と?」

神様『それだけではありません。

あれだけ犯罪をしでかしておいて逮捕もされず、身近な皆と笑っている人が…
堂々とサボって楽しんでいて大丈夫ですと笑っている人が傍にいて頑張れますか?』


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