第68章 騒動
精霊王妻「わかっているんですか?大体あなたはいつも詰めが甘いんです。
手抜きの書類で大事な所まで丸投げしておいて丸投げしていない体を装うように根回ししたり、証拠も丸出し、不均一、やり直し、全てが、何もかもが所々もろだしなんです」嘆息&顰めっ面
フィン「ケイトそっくりだ…果たしてどっちに似たのやら;」腕組&顰めっ面
精霊王「いやいやマヤよ。
側近のあやつが優秀過ぎて手が要らんと言いよるんじゃ。なんせ五大属性(火・水・土・風・雷)の最上位精霊、神まであと一歩」しどろもどろ←1931ページで精霊王と話していた精霊,1932ページ参照
マヤ(精霊王妻)「また口から出まかせ言って!」くわっ!!←目くじら立てる
精霊王「精霊王の森の大樹の前でいつもわしの勤務を一人でこなして
マヤ「あなたがさせているんでしょう!!
どれだけ話を逸らそうとばかりするんですか!!・・」ぎんっ!!←睨視
いい加減懲りなさい!という怒号と共に凍えそうになるほどに荒れ狂う暴風雪の中で、アルとディを連れてこなくてよかったと心底思った。
勿論、分身もきちんと残してきたし、今頃プールで楽しんでもいる頃だろう。
後で楽しかった&残さないといけない記憶のみ引き継がれるから心配は要らない。
まあ…プールの件も、後から妊娠用のプールがあると教えられたからこそ許可したんだが…;
聞いた話では立ち泳ぎの練習もそこでしたそうだし…←2574ページ参照
この調子では日が暮れそうだ;(嘆息)
ケイト「ねえ、ばっちゃん」
マヤ「ん?なあに?^^」にっこり
精霊王「態度が違う!;;」ぼろ泣き
ケイト「あのね、悪露が残ってる時に妊娠しちゃったみたいでね?
残っていた悪露が血の塊になってたんだって」
マヤ「へえ、それは大変ねえ」ギロッ!←フィンを睨視
フィン「!!」びっくぅっ!!←真っ青&気を付け
ケイト「でも、世界樹の実のお陰で血の塊が流れ出るようになったんだ。
けどね、ウルが道にいるから…外に出すのが無理でね?
どうしたら…ウルに影響もなく外に出せるかなあ?水と同化させるにしてもウルが…穴開けるしかないかなとかも考えたんだけれど無菌状態の方がいいでしょ?」
マヤ「そうねえ」
ケイト「空間移動の方がいいのかな?でも負担掛けちゃいそうだし…
どうしたらいいと思う?出来る限り考えたんだけど」おず