第68章 騒動
ふっ、と誇らし気に笑う精霊王に対し
僕が感じたのは…焔の如く燃え滾る怒りだった。
即座に、拳から蹴り、裏拳、拳槌、肘打ち、それら以外も全ての攻撃に集中させた魔力の塊を、精霊王の全身の周囲の魔力を強化すると共に主導権を奪い、原子レベル以下の隙間さえも与えず、精霊王の全身へ等しく全方位から圧死させた。
正確には…殺したが蘇らせ強制的に気絶させた。
フィン「何でそんな大事な効果を教えなかったんだ!!;
(元気過ぎて困るぐらい…←3051ページ参照
つまり何の影響も一切合切受け付けないほど内包する魔力で強化し、死も病気も欠損も毒も気絶も何もかも効かない状態にすること。
更に極め付けなのが…性欲爆発…;(頭抱え)←額を右手で押さえる
子沢山になる=かなり数が増え強化される…
通りで…通りで……見たことのない動物ばかりな訳だ…;
サーベルタイガーやら絶滅したものばかり…」
で…肝心の問題に思考を移した。
フィン「神も対象に含めてあるのは…神に至った後もなお強化し続ける魂胆か;
にしても…)
この疼きはどうしたものかな…;」ぽつり&後ろ頭を右手でかく
倒れ伏したままの精霊王(気絶中)をその場に放置したまま、未だそそりたち疼くそれに前のめりになりながら嘆くように呟いた。
が…
その直後、質問に答えるかのようにケイトが襲い掛かってきて…
ケイト「フィン…フィンんん///」すりすり
フィン「……///」
ちなみに言うと…
これは後に精霊王が教えたことだが、性欲に関してはきちんと落ち着いた場で、そういう空気に2人きりで『なってから』しか出ないらしい。
戦闘中になれば戦闘どころではなくなるからとも言っていた。
当然のことだが…;
通りで…飲んだ時間帯が違うのに襲いたくなる時期が重なる訳だ…;
で…結局………気絶するまでした……気が遠くなるほど…本当にそれ以外何も考えられなくなった。
身体のことなど一切気にせず、気付けば盛り、襲い続けていた。
何度気絶して治されただろうか、何度達してもなお襲い続けただろうか、果てのない時間していたように感じるほど…激しく、濃密な時間を共に過ごしていた。
束の間とも感じる濃縮な時の中で、ケイトが心臓の痛みを訴え出してようやく落ち着きを取り戻した。
時計を見ると、たった1時間しか経ってなかった。