第68章 騒動
ベッドに押し倒された
ベッドに押し倒された
それを理解するまで、5秒を要した。
冷静になるまで思考も硬直し、頭が完全に真っ白になっていた。
フィン「・・
…ケイト?」愕然
ケイト「はあっ…はあっ…//」
フィン「???//;」
困惑するばかりの最中…僕の身体にも異変が現れた。
フィン「!!?//」
テロップ『たった
文字通り、たった』
フィン「二度言うな!//;」
ケイト「フィン…欲しい、フィン、フィン////」はあっはあっ
息を荒げたまま、僕のズボンを脱がせようとベルトに手をかけてきた。
その手を掴んで止める中、僕とケイトの共通点を思い出した。
世界樹の実――
即座に精霊王を呼び世界樹の実について尋ねた。
すると返ってきたのは――
精霊王「世界樹の実の成り立ちについてじゃが…
世界樹は最初自らの結界で守られた状態だった。
だがその結界には限界があった。
邪気を欠片も持たない自然に属する精霊、動物、神はすり抜けてくるのだ。
モンスターもまた邪気を持たずに害悪を振りまく存在、破壊をもたらすものであると同時に、すり抜けられる存在だった。
だからこそ、それらから身を守る為に進化した。
結論として言うと…
世界樹の傍は空気が澄んでおり、栄養過多の果実が実る。
更には食べた相手を強化し、病気でも欠損でも死でも何でも治す」
フィン「!!?」
精霊王「そして極めつけは……」
フィン「まだ…あるのかい?;」
精霊王「うむ!
滋養強壮し…子作り以外何も考えさせなくする!」
フィン「は!!?;
待ってくれ!アルとディは
精霊王「安心せい。
それは性成熟しているものにしか出ん!
更に妊娠中でも決して流産させず更に妊娠出来る!
そして生まれた子は元来の種よりも著しく強化された種として生まれる!(瞑目&拳握る)
それを重ねて重ね続けてきた結果が!(くわっ!)←開眼
精霊の加護も神の恩恵もなく!生まれたばかりの赤子も含めての最低でLv.8!
お主らを軽くのすだけの戦闘力だ!!←1436ページ参照
そして世界樹は食べる相手を選ぶ。害悪を齎さない存在のみにしか与えん。
喜べ。お主らは世界樹の守り人として認められたのだ!!」
フィン「喜べるか!!!!!」
がんぼぎぐしゃぼぎゃごずぅっ!!!!!!