第68章 騒動
6月26日、昼も近い11時過ぎ…
僕達は自宅のベッドの端に隣に座り合い、僕はケイトから抱き締められたままでいた。
僕の胸へ擦り寄り、匂いを嗅いで温もりに身を埋めてくるケイトに対して大人しく受け入れる中
僕もまた、ケイトの匂いを嗅ぎ、温もりに身を埋めていた。
それから何分経っただろうか…
甘い雰囲気と空気、甘いムードに包まれている最中、異変は突如として…何の前触れもなく起きた。
ケイトの肩が急にわなわなと震え出し…自然と僕の胸元の服を握る手も震えていた。
突然の変化に驚き瞬きした次の瞬間…
ばっ!
どずんっ!!!
僕はケイトに、ベッドに押し倒されていた――