第11章 雪と真相
ケイト「へへへっ//
あの決め付け馬鹿共のせいで付いた『多人数への苦手意識』を払拭してみせる!克服するんだ!!」ぐっ!←テンション上がってる
フィン「陰ながら応援してるよ^^」なでなで
そんな朝御飯の光景から30分ほど前、大食堂では一つの騒ぎが起こった。
辿り着いた私がポトフを作ろうとした時、ティオネも負けじと料理を作ろうとし出したのだ。
ティオネ「団長に料理をあげるのは私よ!!!」くわっ!!
ケイト「えっと…?;」
ティオナ「何々?料理対決ー?」
ティオネ「そうよ!」キラーン!←不敵に笑ってる
それから思いもしない形で料理対決へと陥った。
審判は三人。
レフィーヤ「え!?;私もですか!?;」←不本意な人
ティオナ「なんか50階層での料理対決思い出すねー」にこにこ←今の状況を楽しんでる人
アイズ「…うん//(どんな味かな?」ドキドキ←興味津々な人
ケイト「よいしょっ」ぼおっ!!
『フライパンに火が!!?;』ぎょっ!!
まずは野菜をオリーブオイルでいためて風味を閉じ込めつつ
その間に鍋に水入れて醤油塩コショウ入れて味付け、ガラを入れて焦げない程度に強火にして煮立てて出汁が出るのを加速させてっと。
さっさっ、ぐつぐつっ!!
『手際いい!!;』
それから最後は野菜を鍋に移してことこと強火と中火の間で数分煮込んでポトフの完成と。
『美味しそう!!//』キラキラ
ってあれ?ティオネは?
ティオネ「ふっ。わかってないわね。
料理は見た目がどれだけ良くてもダメなのよ。
どれだけ凛々しくて美的でも、優しくて純粋でも、団長に惚れられたからって全部いいもんでもないわ!!」めらっ!!
まだ作ってなかったのか;様子見かな?
ティオネ「料理の基本は手間を惜しまず、細やか…な…気配…り…が
せんさ…いな…味…を……
あ゛ーもうっ!じれったいわね!!」
アイズ「怒った…」
ティオナ「無理するからー」お手上げ
レフィーヤ「ストレスが溜まっちゃうんでしょうね…;」
同じく野菜を使っていたが途中で投げ、魚を丸焼きにしていた。
そして何故か私の料理を食べた瞬間に軍配が上がり
怒ったティオネによって戦闘対決へと話が変わっていった。