第67章 躍進

ケイト「甘え合いって…密着型？」

フィン「そうだよ」微笑

ケイト「あ、じゃあ視界が狭まって間違いに気付きにくくなるんだね」
フィン「そうだね（頷）

多幸感は間違いなく大きく得られるだろうが…弊害が多いよ。
互いの間違いに気付き辛いし…」
ケイト「あ、ツナ達だ！」

フィン「ああ、身内や仲間以外、特に元敵や敵、周囲に『排他的』である分尚更その傾向が強く…

（はっ）
待ってくれ…；

…何でそこに結び付けるんだい？^^；
いやまあ確かにそうなんだが…」

ケイト「あ、ごめん！気にしないって約束なのに；」

フィン「いや…ちゃんと見極められているようで何よりだよ。
学んだことを早速生かしてくれているようで、教えた僕自身としても嬉しくもある」

ケイト「私も…ちゃんと理解できて、深まって、とても嬉しいよ^^//」

フィン「それは…//」

僕は、口に出そうとした想いを飲み込んだ。


フィン「彼等へのか？それとも…
いや、変な邪推はやめよう）

僕へのかい？」
ケイト「もっちろん！！」大きく頷く

フィン「よかった…^^//」ほっ←心底安堵したようで胸を撫で下ろす

ケイト「？？？
ま、いっか。

そう言えば…剪定終わったの？フィンの分」

フィン「終わったから来たんだ。

そうしたらまた変に深く考え込んでいたからね？
つい口を挟んでしまった」
ケイト「ならキスをしなきゃだね！」ぐっ！

フィン「・・（ピシリ）←理性と思考が硬直した

……それは…何でだい？；」
ケイト「え？だって口を挟むってそういうことでしょ？」

フィン「違う…んだが…うん、したいよ？」
ケイト「やった！^^」拳万歳

フィン「変な所でずれているのは相変わらずかな？^^；）
じゃあ早速」すっ
ちゅっ

不思議と、いや…間違いなく、確実に、ハートがガンガン僕へ降り注がれている気がした…


フィン「これは…甘え？」
ケイト「う！ん！」頷

フィン「わかっててやったと？」
ケイト「う！ん！（頷）

して欲しいから^^//」えへへ

フィン「好きだ！！//」ぎゅうううううっ！！

テロップ『声に出てる！』


愛らしい…

愛らしくて堪らない…！//


ケイトだけではなく、愛らしさまで躍進していった……

ケイト「？？？//」

テロップ『だが本人にその気はない！；＝気付いてない！；』