第67章 躍進
VR教育システムにて…
今日の内に、人の内面のみを見るようにする訓練が行われることとなり、学舎において必須教育となった。
思い込みや決め付けを捨てさせる為、ひいては自ら行う視野の狭窄を自力で止めて妨げる為である。
他の発明品に関して言うと…
・唐箕(とうみ)
稲穂ごと入れて回すだけで自動分配。
良質な玄米、悪い玄米、それ以外、で分けられる。
・パソコン←機能は2892,2944ページ参照
PCに至っては、同盟国の代表会社と神国の国立会社と提携を組み、同盟国のPCを送ってもらい、それをもとに魔術式を刻んで作り上げ、全て神国仕様の最新機能のものへとグレードアップしていた。
「やり過ぎだろ;」
ケイト「だって物資がもったいないし捨てられる方が可愛そう」
「物を大事にし過ぎだ;」
同盟国「そこで更に、必要経費分や互いの消費金額が減ると…
なるほど、理に適ってる。
維持費もかからないし…」
「ファンはどうなってんだ?」
ケイト「熱を冷ます為に、PC内に発生する熱をエネルギーとして吸い取って魔力に置き換えるようにしてるんだ。
早い話が自家発電」
「「「すごっ!」」」
同盟国「技術の無駄遣いだ…」瞑目
「オーバーテクノロジーって奴か」
「すっげえなあ、ちょっと入って学びにいきてえ」
ケイト「図書館や研究所でいくらでも自由に学べるからいってらっしゃい」
「「「!!??;」」」ぎょっ!
悪用し放題だが、したら逮捕です。
・安心して教育できる実用例
「じゆうだあー!」←駆け出す子供
「待て待て!
自由だからって、何をしても許される訳じゃない。
水を掛けられればどう思う?
出来る範囲内だけでも気を付けるんだ」
「気付かずにされた時、何も言われなかったら?」
「それこそ仕方がない。
だからこそ、行動に移す前にあらゆる危険性を考え、背負えるのならば実行に移せ。
自由をはき違えるなよ?
人として最低限の礼儀は尽くせ。
人に必要以上の迷惑を掛けるな。
掛ければその分繰り返さないようにすることで償え。
最大の迷惑は殺しだ。
そしてされたそれに、された以上の苦痛を与えることもだ。
されたのと同じなら両成敗だが、それ以上になればただの『害悪を与えて満足する暴走犯罪者』に外ならん。
その時点で人ではなくなると思え」