第67章 躍進
フィン「言うと思ったよ)生殺しだ」
ケイト「へ?」きょとん
リヴェリア「建前と本音が逆になってるぞ;」眉顰め
フィン「!!?;」はっ!←瞠目
ケイト「えっと…嫌なら、やめる?;」おずっ←僅かに離れようと動く
フィン「こうしていてくれ!僕もしたい!!」
テロップ『断言した!!』
それから後…大事な話を切り出した。
フィン「5日後に重婚者と結婚式を挙げることになった。
身内だけの慎ましやかな式にするつもりだ」
ケイト「わー!おめでとう!//」パチパチ
嬉しそうに頬を紅葉させ、興奮を露わに拍手するケイトに対し…僕は肝心の本題を切り出す。
フィン「言っておくが君もだよ?;」
ケイト「え゛!?」
驚愕のあまり目を見張り、文字通り拍手の途中で動きが完全に硬直し、思考までフリーズした。
リヴェリア「…そんなに嫌か?」
ケイト「全然全然!!!!」ぶんぶん!!←頭を振る
フィン「寧ろ私でよかったのか、とでも思ってそうだね?」片目瞑&やれやれ苦笑
ケイト「!;」ぎくぎくぅっ!!!
リヴェリア「そうか…
ならば敢えて言っておこう。お前以外では意味がないと。
もしお前を喪えば…それは何ものにも代え難い悲痛なものとなる。
それを努々忘れるな」
ケイト「瞠目)!
はい!」気を付け
リヴェリア「さて…では、そろそろ外に出るか」
フィン「ああ。そろそろ外では小休止が終わる頃だろう」
ケイト「じっちゃん、好々爺を演じてるけど、本当はものすんごい人嫌いなんだよねえ。
人の闇を教え込んでなきゃいいけど…;」
フィン「それこそ大丈夫だろう。
人の闇を知り尽くしたとして、それがあるからこそまともな人が美しく、眩しく見えるのだから…実体験上ね?^^」ケイト見やる
ケイト「?
あー…なんとなくわかるかも」
フィン「ああ…
君のことだと気付いてないな、これは;」超小声
リヴェリア「いつものことだ」嘆息&超小声
ケイト「幸せにも不幸にも波があるし…
不幸のどん底があるから、それを知っていればいるほど、些細な幸せにも気付けるし、感謝できるんだよね…
気付きやすくする為にも、促すべきかなあ…でも意図的に不幸を味合わせるのも犯罪だし;」
フィン「その認識だけでいいと思うよ。
大事に、ね」微笑
リヴェリア「幸せがこれ以上なく感じるだろうな」瞑目&微笑