第67章 躍進
リヴェリア「そうか…
そんな風に思える時が来たか……
私には…そのことの方が余程嬉しく思う(なでなで)
順調に…育ってきているのだな^^」感慨深げに頷く
瞑目し、目を伏せ、嬉しそうに頭を撫で続けるリヴェリアに、僕は呟いた。
フィン「…言ったら悪いんだが、幼児退行していってないかい?;」苦笑
リヴェリア「今から重ねて、作って行けばいい。
本来出来なかったそれを、今果たせばいい。
それでいいじゃないか…」
フィン「君は本当にケイト相手だと変わるね^^;
まさかここまで影響を受けるとは…
まあ、悪いことにはなっていないし…いいか。
ケイトが間違わない限りは」
だが……大丈夫だと伝え、わかった後…話は切り替わる;
ケイト「負けられない、修業しないと;」
フィン「いや、互角なんだから気にする必要はないよ?
それに…心配しなくても」
すっ←ケイトの耳元へ口を近づける
ケイト「?」
フィン「僕が守るから」微笑囁く
ケイト「絶対嫌!!」
フィン「え!?;」ショック瞠目
ケイト「人に傷付かせておいてよかっただなんて、絶対嫌!!
守られるだけなんて絶対嫌!私のせいで傷付くなんて絶対嫌!!!」
フィン「あ、ああ…ごめ
ケイト「守りたい大事な人を傷付かせておいて、自分だけずっと安全なままでいて、その後笑って楽しいだなんて言いたくない!!!!!」
フィン「……済まない。
どうやら配慮が足らなかったようだ^^;」
リヴェリア「しかし…だとして、妊婦に何をさせる気だ?」
ケイト「ぐすん…
……回復ぐらい、強化ぐらい、させて。
安全な場所、居るから…それだけでも、させて;;
守らせて…」ひっく
「「…」」←フィンとリヴェリアが互いに顔を見合わせる
フィン「ああ」
リヴェリア「わかった」
ケイト「ありがとう…
止めてくれて。
これからも…暴走して、間違いそうになったら、止めてね?」
フィン「ああ。勿論だ」
リヴェリア「だが……」
「「ん?」」
リヴェリア「お前が早々人の気持ちを踏みにじる姿など想像もつかん」
ケイト「あ、あはは^^;
でもね、どれだけ細心の注意をしてても、気付かないことって、あるからね?」
フィン「知っているよ…」
ケイト「俯)…………」
『?』
ケイト「…一つ、打ち明けてもいいかな?」