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Unlimited【ダンまち】

第67章 躍進





強化する「球」が他への魔力なので他への強化に分類される。


先程の戦いは、同等分以上に己の粒を送ると同時に強めなければ強化した際に主導権を奪えない、そればかりか最悪の結果を及ぼし兼ねない。
なのでケイトは戦えば只事では済まないと察し、見ると同時に逃げようとしていたという訳だ…

全力開放というのも、それまで日常生活中でも常に内に蓄え続けていた「球」を開放することで密度を増させる為。
それでも少々爆散されていたのだからかなりのもの。次第に慣れてきたのか、再生の方が勝っていったようで互いに爆散もないまま全力でぶつかり合っていたが…


本当にただでは済まなかった…;

空間、時間という理すらも巻き添えで爆発四散されていたようで…
外では1秒も経っていない。

僕はすぐ傍におり、それをしっかり見ていたからこそ自覚しているのだが…



ガレス「ケイトは緑の極地だったな…
どうせなら、赤、緑、青の三つ巴の戦いはどうじゃ?」にやり

名案とばかりに笑っているがやめてもらいたい;

僕には回復手段がない。
いや、一応自己強化で回復も再生も出来るだろうが…赤や緑のように同威力では無理だ。


赤は自己強化に秀でている分、自己治癒力を強化することで既に出来ている。
緑もまた同様に体外のを強化してからと経由することで、自身の自己治癒力も強化できるし、自己治癒力を介さずにでも回復できる。

が、青は別だ。回復は出来ることは出来る。
最も小さく細かい分、より細かい所まで治せる。が、それは…嵐のような爆発が始終四方八方跋扈し続けている中では非常にきつい;

ましてや、最も軽く密度も薄いのだ。容易く爆風に飛ばされてしまう。


球同士の結びつきも薄いし、最も軽い分体外では集まるまでが速いが体内では遅い。お陰で体外での次の発動までの連射性能が高い。細かい分、超高圧縮させた「球」は同体積では最も強く力を発揮できるが、付着・凝集性が高く流動性が悪い←1816~1819ページ参照
圧縮させてしまえば流動性が悪くなる、速度が損なわれてしまう。

だから敢えて予め凝集させておくことで密度を高めておき、ケイトと同様に日常生活で常に蓄えておき、スタント・ゼロの「球」を本来の最も高い流動性を持つ「球」に付着させて浸透する速度を跳ね上げ、体内の強化効率も跳ね上げているお陰で速度では随一なんだが…;


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