第67章 躍進
じっちゃん(精霊王)に聞いた所によると、聖域の効果が強まるだけで何ら問題はないそうなので、報告をするだけしておいて問題は皆無ということで放置した。
別段言及もされず、いいこと尽くめなのは目に見えている為、何ら問題も発生しなかった。
が……フィンに…後で、分けないと;(たらたら)
フィン『そんなに気に病まないでいいよ?^^;』
ケイト「うん…頑張る;」
フィン『それより…1週間が奇数のままでは休日と就労日を半々に管理するのがやりにくいから、ということで1週間が8日になったそうだが…』
ケイト「うん、それに関しては既に把握済み。
世界樹の実…一応作れるようになったから。
フィン、実の半分個分飲んでね?」
フィン『あ、ああ…;
それより、体に何ら影響は?』
ケイト「大丈夫!元気過ぎて困ってるぐらい^^;」
フィン『はっはっはっ^^
それはよかった。
体調が悪い時用にでも取っておくようにね?』
ケイト「うん!」
6月26日(休日)、この日を境に、1週間が8日になった。
更には、魂の色で向いている適性を見抜けるようになった。
三原色である赤、緑、青の組み合わせを元にしている。
使える魔力集中に伴う強化の傾向の違いを把握した。
たとえ魔力が無くとも、魔力を体外から体内へ取り込むことでの使用も可能。
赤は下丹田(臍の下、仙骨)、攻撃性、自他への強化、武術方面
緑は中丹田(胸の中央、心臓)、付与性、自他への乱れを整える、治療方面
青は上丹田(額の中央、第3の目)、流動性、自他への繊細な制御と流れの感知、第六感方面
丹田とは気の溜まり場だが、実質、気と魔力は同じ分類のものだった。
魂の色に応じて得意な系統が把握でき、それの方が伸びやすく、遠ければ習得難易度が上がる。
色が性格と連動しているのもあるのだろう。
赤は基本力押し、緑は技巧派、青はスピード。
赤は魔力を流し込んで破壊することが得意。対象の体内魔力の流れを乱すこともできる。
が、緑はその乱れを治すことは出来るが力負けしやすい。
青は治すことは出来ないが、繊細な制御による己への強化と流れるような体捌きと第六感での予測で赤を容易くいなせる。
緑は青に強く、魔力の塊を送り付けその場にとどめさせておくことにより、繊細な制御と流れを阻害させることで強化を弱めて倒せる。