第67章 躍進
仕事を回して、と言われた…
神石にも人権はあるので…断る術はないのだが……;
ケイト「常に情報を与えてもらっているのに!?予知とかで!」
神石『それ自体もう既に『五万年分』伝え終えました。
『今後発生する問題点の提示、及び全て未然に防ぐ為の問題皆無へ向けた最善策』も情報として伝えており、それへ向けて滞りなく進んでいます。体制も既に整っておりますし』
ケイト&フィン『五万年…』ぽかーん
フィン(流石全知全能…^^;)
神石『ただ…自国分の情報整理を自国民である人がやっている分、少々時間がかかりそうですが…非効率的です』
ケイト「あ、仕事の配分がね…;」
フィン「人の手だからミスも出やすいだろうね;」
神石『もう少し別の観点でとらえればよいかと。
振り分けはAIに任せて、記録を得意な人に任せればいいと思われます。
それだけで効率は3%アップです』
ケイト「うーん…神石に管理されている、なんて感じなければいいけど」
神石『管理、ですか…ですがやらねば管理職は勤まりませんよ?』
ケイト「うん。なら…市民カード、どう持っててもらえる?
これ、通信も出来るから
神石『お安いご用です。
私にお任せを』
ケイト「やりたいことはわかったけど、管理体制の混乱にもなり兼ねないから、よくよく皆と相談してから役職についてね?」
神石『はい!お任せ下さい!』
神石曰く…
「皆生き生きと、楽しそうに働いているので、是非とも力になりたい」とのこと。
何でも…「かー!働いた後の一杯がたまんねー!!!」が格別に効いたのだとか…(汗)
神石『あれ何ですか!?私もやってみたいです!』キラキラ
結果…この日から、正式に働くことになりましたとさ…
ただ、神の力を色んな所に振り分けていたので、それも仕事では?となっていた。
ケイト「人の感情をわかっていること、その提示は必要だね。
神石だから、物だからという認識を持たれたら困る。一人の人物として捉えてもらえないと」
フィン「ああ、その辺についても予め皆へ通達しておこう。
ちゃんと感情についての理解もあり、無感情ではない。相手の立場にのっとって考えてくれる人格者だとも」
ケイト「うん!助かるよ、ありがとう^^」
フィン「それこそお互い様だよ^^」くす
しかし…早々にして、問題は起こった。