第67章 躍進
微笑み合い、互いに頷き合った後…
ケイト「う~ん…」腕組
フィン「ん?何か問題事でも?」
ケイト「んっとね…どう行動で示していこうかなって」
フィン「あはは^^;
今度はそっちか…
そうだね…
自分の心に素直に、伸び伸びと自由に生きて欲しいな。
散々気兼ねして、自分の全てを殺して言わず、人の気持ちに、立場に、心に…骨を折り続けてきたのだから」
ケイト「……(瞠目)
ん!(きっ!)←真剣&フィンの双眸を凝視
…努力する!(頷き微笑する)
皆が皆、同じだったら…足りない所を補い合うことすら出来ないんだよね……
平行線の人には流石に…距離を取るしか出来ないけど…;
その存在を受け入れたくない、それは相手も同じ。でも心苦しい。けどぶつかり合って双方時間や労力を削る訳にも…本人が幸せになれるはずだったかもしれない時間をそれにするのも…」う~ん
フィン「そこが考え過ぎなんだって^^;(参ったな」苦笑腕組
ケイト「うん…頑張る!
とりあえず、神石に相談してみる!」
フィン「一発で終わりそうだね、悩みの種も」くすり
墓前の前でそう言い放った後、市民カードを通じて神石に尋ねた。
結果…『人に応じて変える』、で終わった。
異文化、異種族、常識、それらは結局、育った環境やその中で植え付けられた大多数のものにしか過ぎず、世間一般とは言えない。
よって、『人によって変える』という選択肢が最適解とされたという。
人の適性や向き不向きもある為、そこが一番妥当だろう。
神石『世の中は一色じゃない。単純でもない。
正解はない。
人に応じて、答えが違うだけです』
ケイト「おお…物事の本筋をついてるね、それ」
神石『恐縮です』
ケイト「価値観が似てるから、答えが出辛かったのかな?」
フィン「そうだね…ただでさえ共感してしまうからね」
ケイト「だね…同じだったら何も言えないもんね…」
選り好みとか差別とか言われそうだが…その点は心配ない。
神石が好みとかで評価を覆すのはまずあり得ない。
そういう神的存在だと知っているから…
幸せな風景を見て癒されている。
それが神石であり、人間からすれば犬猫動画らしい。
よって、一番客観的、否、万物的に等しく見れるので、情報集積や整理に最適だ。
が…
神石『そろそろ仕事回して?』