第67章 躍進
ケイト「譲れない所があるのは皆同じ、抱く点が違うだけ。
『譲れない』思い入れが強い分だけぶつかり合う。
『譲れない』は皆同じ、違うだけとして飲み込む。
出来なければ反目し合うことになる。
でも…思い入れが強ければ強いほど、相反するものであればあるほど、違いとして飲み込みにくくなる。
己の否定となってしまうから。
ただ違うだけって、しきりを立てれればいいんだけどね…」
フィン「それができないから戦争が起こるんだろうね…」
ケイト「好きに言ったり、動いたりするのは誰でも出来る。赤子だってやってる。
それに責任を持たなくても許されるのは8歳まで。
中等部、5歳から自分がしたことに責任を取ろうと『自ら』動くよう教育する。
責任取らなくても意に介さないのは罰」
フィン「やるな、という訳ではないと」
ケイト「人に殺される覚悟もないのに、命をどうこうしたり人を殺しても意に介さないのって人としてどうなの?繰り返さないようにするなり、責任を感じるなりは最低限すべきだと思う。
と言っても、大事に仕方でも、殺したくないのに殺してでも守ってくれるんだ=大事にしてくれてるって感じる人もいるから、そこが厄介」
フィン「なるほど」
ケイト「欲しい優しさも人によって皆違うから、正しいの匙加減も皆違うし。
違うだけ、と認めた上で…譲れないならぶつかり合うのは丸。
でも、群れにものを言わせたり、権力にものを言わせたり、高圧的にするんじゃなく、タイマンでぶつかり合え、どうしても気に入らなきゃ殴り合え」
フィン「それで喧嘩ルームか…;」瞑目←手を額に当て苦笑
ケイト「どっちも変わらない。
なら距離を置くべき。
それを身に付けるのに必要だからね。陰で嫌がらせすんな、とも言っておくべきかな…
人が口を出してなくても傷付く言葉を言ったことにさせられたり、手を出してなくても自作の傷を人がやったということにされたり
フィン「うん、知っている;」
そういうこと山ほどやって来るからね人なんて」嘆息
フィン「言い上げていけばキリがないからね;人の闇は…」嘆息
ケイト「背景や経緯故の暴走か、本当に他にやりようがなかったのか、を重視すべきだと思う」
フィン「背景を大事に、だね」
ケイト「その上で裁く、偏見は罰!(ばってん)
でも…どうしても重ねちゃう時もある;」肩落とす