第67章 躍進
精霊の森には異空間の聖域とする結界があり、何人をも寄せ付けず感知させない『神域』となっている。←1977,2235ページ参照
それをもとにして結界を作ったことで、オラリオの上に位置することに伴う日陰問題も未然に防がれている。
清浄かつ神聖な土地である精霊王の森の地面を使っていること(1354ページ参照)で結界の効果を増強しており、更には精霊王の森で育った木々も使っていることで更に増していた。
清浄な地であり、邪なる存在を受け付けず、侵入を決して許さない。←2828ページ参照
邪気すらをも寄せ付けない。←1668ページ参照
それらに伴い…国内に神気が満ち溢れ続け『神域』となり、結界の支え及び礎にもなっている。←2067ページ参照
結界の始まりは…世界で最初の精霊、精霊神が産まれた神聖な場所――精霊神の森。←2180ページ参照
精霊神はその神域の中心となる『世界樹』と共に神により生み出された。←2406ページ参照
と同時に、その唯一無二の神域を守る為に結界を張った。
その範囲は広大に渡り、後に精霊王の森、精霊の森と呼ばれる場所にまで及んだ。←1977,2180ページ参照
精霊王の唯一の一人娘を殺された。←2663ページ参照
そのことを受け、結界を精霊王が張った。←1953ページ参照
後にヘレイオスと出会い、僅かばかり気を許すこととなる。←2175~2180ページ参照
人へ決して求めず、見返りもなく力を貸す人の存在を…目の当たりにしたことで…
更にその後、今から2000年ほど前に起きた例の出来事(1978ページ参照)から、尚更に精霊神と精霊王の人への不信感が爆発すると共に顕著になり、結界が精霊神と精霊王によって強化された。
元になっているのはこちらの結界なので、強力さは歴史上類を見ないレベルだ。
フィン「善悪の区別もつかない、自分のしたことに責任も持たず好きにする連中を入れる訳にはいかない。
自分の好き勝手にできる連中に踏み荒らされる訳にはいかない!
自分のしたことで苦しみ傷付く存在が必ずいる。
気付かず不快にさせ謝らずにいる事態は、生きていく上で決して避けられない。
だからこそ心掛ける。
される立場に立ち、心を、気持ちを重んじ、細心の注意を払う。
それは人として生きる上で最低限の努めであり、為すべき義務だ」