第66章 穢れ
ケイト「だってさあ…パンツが
アスフィ「普段から洗濯や干されてあるでしょう!?」
ケイト「わかってない!!
わかってない!」
『????』訝しげな目でケイトを見つめる
ケイト「パンツというのは…脱ぎたてだとか、はく前だとか!そんなの関係ないんだよ!!
愛しい人が下着姿で恥じらう!
下着とは、愛しい人が着用してこそ意味を為すのだ!!
着用した状態!その姿にこそ、ロマンは宿るのだ!!!」くわっ!
『知らんわ!!!!』
テロップ『著しくどうでもいい』淡々
ケイト「男にはわかるだろ!!?
ロマンだろう!!!?」
フィン「わかる…//」ぷるぷるぽつり←想像中
『!!?』ぎょっ!!&たじっ!
テロップ『変態が増えた!!』
ケイト&フィン『変態じゃない!!;』
ギャーギャー!!
馬鹿みたいな騒動が起きたが…大体いつものことである。
数分も経たぬ内に落ち着いた。
ノアール「でも人のせいにするのって大体が犯罪者よね。
相手側の過失によってPTSDや対人恐怖症まで発症してるんだし」
ケイト「そうは考えない人達なんでしょ。
犯罪者という人種は大体がそうだよ、情状酌量の背景がない限りは。
「弁償なんざびた一文やらん!」を飛び越して「人のせいにするな!」っていう態度をとっておいて、「人にはとるな!」「いじめだ!」「差別だ!」って言うんだからさ」嘆息
フィン「そればかりか、こちらは過失を受けた側だと言い出す始末だったね。
自分のことしか頭にないのは幼稚としか言いようがない。
まあ…そういう奴ほど、ずる賢く生き永らえるからなおタチが悪いし始末にも終えない」お手上げ&肩すくめ
ケイト「自分が勝手にし続けたことで周りにかかった被害は、「その行動をとった『本人』」ではなく、その本人にとって「気に食わない相手」という存在にしか責任はないと言い出していたよ」
フィン「司法の場では絶対に言い逃れはできない。
よしんば出来たとしても、責任能力が大きく欠如していると公共の場で直々に判決されるだろうね」
ケイト「私がしたことで、誰か一人にでもPTSDや対人恐怖症なんて病気にさせるようなことあったっけ?
させないように配慮し続けてきたし、極力人とは関わらないようにしてきたけど」
フィアナ「頭や思考回路がそういう段階でお粗末なんです。放っておきなさい」