第66章 穢れ
愛する人とだって戦う…
それは、私を守る為に必要なことなら…という範囲内だ。
影響力が大きい、と言われた時…思ったことがある。←2702ページ参照
ケイト(本当にそんな影響力があるなら…最初から…誰も、喪わなかった。
誰かを喪うぐらいなら…私が先に、死にたかった。
もう嫌だ。もう耐えられない。誰かが死ぬよりも先に私が死にたい。
でも…それじゃダメだ。ダメなんだ…同じ想いをさせるだけだから。
矛盾してるのはわかってる。でも…それでも……(震)
こういう時、どうしたらいいのか、何を優先したらいいのか、もう……わからないっ)
あの時はわからなかった。
でも…今ではわかる。
その想いを有しているのは、大事な人達も同じだということを。
喪った人達皆が抱くものだということを。
だから…死にたいだなんて、二度と言わない。
大事な人達が…初めて受け入れて、愛してくれた、大事に想って、自分のことを真剣に考えてくれる、見てくれる人達が…
安心して、笑っていられるように…もう逃げない。戦う。縋り付いてでも守る。
死ぬ最期の瞬間まで、戦い、生きて、死ぬ。
価値観や感覚は、人それぞれ自由でいい。
経験やそれに応じて得てきた傷によって変わる、皆が皆違う。
自分のそれが絶対だと思うのも自由、だが、他が壊れるまで求めてはならない。
心も在り方も、在りたい形も、思い描く理想も、努力も、皆が皆自分で決めるし自由だ。
どう感じるかを他へ押し付けるのも勝手だが、壊れるまで、押し付けるな。
それで特定の人物のみへ、何かと理由を付けて壊れるまで押し付け、皆を巻き込み、孤立させる行為がいじめだ。
人からされるのはおかしいとするくせにね?
人としての心まで壊された側は、一生治らない病を負う。
私は…それであるはずだった私個人の人生を、他の意のままに狂わされた。
だから合わない奴には無理強いはしない。言うだけに留めている。
あくまで、言うだけだ。
同じ感覚を抱く皆で囲うような真似はしない。
特定の人物一人に対し、皆で数多の嫌がらせや高圧的な言動による無理強いを強行する所業はしない。
それこそいじめの代表例。
だから…いじめっ子やDVのような真似事は冗談でも決してしない。
ケイト「悪いが…
死んでも、通さない。通す訳にはいかない!」