第66章 穢れ
・悪夢
いじめっ子「謝れよ」
いじめっ子がコクーンに入れないことに腹を立て、いじめられるきっかけとなったことと今入れないことを謝れと強要されていた。
入れろと高圧的に叫ばれた。
ケイト「人を不幸にして、虐げておいて、その後の人生すらも歪ませておいて、謝れ?
歪ませた側が謝れではなく?歪まされた側が謝れ?
どういうつもりで…?・・」黒睨視
いじめっ子「!」ゾクッ!
ケイト「私…さ……
本当に、自分の為を思うのなら…
今と同じぐらい、正気に、戻っていたのならば…
その目を突き刺してる、耳をちぎって潰して、顎も歯ごと全て折って、喉を握り潰して、手も圧殺して潰して、足のも潰して。
腕も足もちぎり飛ばして、身動ぐ神経も全て切り裂いてる。
賠償求められようが言うさ…お前のような奴に払う金なんざびた一文ねえ!って。
正気に戻ってさ…冷静に判断できるほど、余裕を持って…思ったよ。
たとえ逮捕されようがどうされようが、最後の最後に鼻を食いちぎって、魂でも霊体でも何でもお前という存在そのものを滅してやるって」黒睨
いじめっ子「く…狂ってる」
ケイト「狂わせたのは誰だ?
言ってみろ…父のそれに更に上乗せしてきたのは誰だ?どこのどいつだ?」ずいっ&黒睨視
いじめっ子「!!!」ぞわっ!&たじっ!
ケイト「何でそんな奴を入れなければならない?
何で私が無理難題を受け入れてきたか、反抗しなかったのかも疑わなかったよな?
反抗しないのが当然で?合わせるのが当然で?私には合わせないのが当然だったよな?
知らないのをかこつけて、窮状も知らずに、更に追い詰めていって何をしたっけ、なあ?おい・・」黒
どす黒い闇が開放され、じりじりと詰め寄る。
低くドスの利いた声が辺りに響く。
いじめっ子「や、やめ…」
ケイト「そんな奴を…入れる?
入れて、いくらでも合わせて当然って、いくらでもやってきた奴を?野放しにしろと?
また泣き寝入りさせる人をむざむざ増やせと?
ほざくなよ…下郎が」
いじめっ子「やめろ!!」
ケイト「やめる?
私が、やめてと言った時…何をしてきたっけ?
やめてと泣き叫んでも、窮状を訴えかけて助けを求めても、冗談だって笑い飛ばしたよな?」
いじめっ子「ひっ、来るな!」
ケイト「なあ…私にしたこと、覚えているか?
今度は――私が返す番だ」