第66章 穢れ
「あなたの都合ひとつで全部合わせないといけないの?
何もかも、合わさせておいて…そっちは合わさなくて当然なの?
そんなの…友達じゃない!奴隷!!」
妹の言葉が、ぐさりと突き刺さったらしい。
現場↓
「そんなつもりはなかったの。哀しませる気は無かったの。
ただ…寂しくて、苦しくて…ごめんなさいっ(ぽろぽろ)
家では…誰もいないから……相手になんて、してくれないからっ;;
ごめん…ごめんね」
「ううん、いいよ。
私も…ちゃんと伝えられなくてごめんね。聞いてくれてありがとう^^」
「ごめん…ちゃんと、見るから。
誘ったらいけない時は教えて。ごめんね。
そんな時があるなんて、わからなかったの。
習い事も遊んでくれることも何もなくて、ただ衣食住があるだけ有難いと思えって…
楽しい思い出とか、家族とか、無かった、から…」
「うん……そっか…
じゃあね、一緒に楽しもう?」
「でも…また、限度が切れたら哀しい思いをさせちゃうよ…」ぽろぽろ
泣きじゃくる友もどきにこう言った。
「じゃあね、考え方を変えよ?
「楽しみは、取っておこう?その方が、我慢した方が、楽しいが、もっと増えていっぱいになるって^^」
私も、寂しい時…あったよ。でもね、我慢したら…その分、楽しい時がより楽しいがいっぱいに感じるの。
だからね…きっと、やってみたらわかると思う。
私は…そうしてくれたら嬉しいし、楽しいな^^」
そう言って、互いに手を繋ぎ合い仲直りした。
友もどきも真の友人となれ、我慢を覚えるきっかけにもなったらしい。
ガレス「教えようとはせんかったのか…;」
リヴェリア「誰も居なかったからそうなったのだろう。
肝心の姉の両親も、子供同士の問題と見ていて、子供同士で解決させようとしていたそうだ。
妹が動き出してようやく形になったそうだが…
同じ境遇にある「多人数を連れてそうあるべきと強要してきた友もどき」は、破綻したそうだ。
合わさなければKY等と言って差別していたらしい」
ガレス「当然の結果だと思うがな。
群れの習性を利用する等、馬鹿のやることじゃ。
皆、意思や感情はあって当然じゃというのに…」嘆息
リヴェリア「「独りになるのは嫌、私だけ違う=私一人がおかしい?」という心理を利用し、好き放題に自分一人に合わさせ満たす為だけに続ける輩もいた」