第66章 穢れ
突如暗闇が辺りを包み込み、襲うのでもなく…
静寂を醸し出し続けていた。
赤土に囲われる迷宮、その先に居たのは…
ティオネ「嘘でしょ?!」
ティオナ「あれって…穢れた精霊!?」
口々に動揺と共に叫ばれる通り…
闇を全身から放出しながら吠えるモンスターがいた。
穢れた精霊「あ゛あ゛あ゛ああああああああ!!!!」
その咆哮は衝撃波を巻き起こし、近付こうとする者全てを遠くへ追いやる。
フィン(モンスターの数がやたら多かったのはそれでか。
見た限り自身にも周囲のモンスターにも強化魔法を施されているようだが…)ちらっ
その中でも冷静にフィンは状況を分析しラウルを見やる中、ラウルは言われるまでも無く適確に指示を叫んでいた。