第65章 新たな冒険
時は戻り昼御飯後、デメテルの件を尋ねた所教えてくれた←2348ページ参照
ケイト「デメテルと話し合って決めたんだ。
ディオニュソスがいなくなれば…あいつ(フィルヴィス)はどうなる?」
フィン「……なるほど…
(だから…ああ言ったのか。
さも、本当のことのように…」
ケイト「やっと出来た居場所は無くなり…虚無となる。
ロキ・ファミリアに入れる訳にもいかないし、敵に回るのは目に見えてる。
そもそもが危険分子であることには変わりない。
だがそうしてしまえば…それまでの頑張りがぱーだ。
酔わせて、そう思い込ませられるのならば、ディオニュソスの過激な面だけを…強制的に無くす他ない。
元から無かった、決して蘇ることもない。たとえどんな神の力を用いたとしても。
そうでもしなければ…どうにも出来なかった。
本当に守りたいものは…心なのに……そう簡単には問屋は下ろされない。
そんなに世の中は…単純じゃない。
この世は悪ほど、手前勝手な奴ほど、生きやすいようにされている。
それは…ふるいにかける為だ。
お前の本質は、なんだ?とな…
だから…精々気を付けろ。
そんなに物事は単純ではないし、全てが思うがまま等ということはまずなり得ない。
たとえなったとしても…数多の犠牲や傷の上にしか成り立たない。
要心するんだな。
殺されたくないのなら、焼かれたくないのなら、尚更…
いい加減なままで、好き放題やれば…そのツケは必ず返ってくる。
この病気が、天罰だと思いたければ思うがいい。
それへの報いを受けなくて当然だ等という思い上がりが何に繋がるか…あの世でしっかりと教えてもらえ。
存分にな。
神からも、罪からも、業からも…決して逃げられはしない。
たとえ何であってもだ――」真剣&遠くを猊視
フィン「やっと点出血が治ったのはいいけど(3月9日)…
人の気持ちを蔑ろにするな、と要点だけ伝えたらどうだい?
当時の心境も人格も何もかもを「求めるだけ無駄」と決め付けてかかる、責め立てるだけ責め立て傷を付け続けて悪いことは何もしていない、責められる謂れはないと主張するそれが愚かな行いだと言えばいいだろう?
人として…地獄落ちになる最大の要因は……自分の気持ちや感情ばかりを優先し、人の気持ちや感情を軽視するばかりか殺す行為にある」