第65章 新たな冒険
ちなみに女児の方は実家の花屋を継ぐことが夢らしい。
いじめや父からの虐待やDVを受けていた為、男性恐怖症になっており今でも苦手だそう。
異空間増築により増えた部屋を数多の植物の生きやすい環境に無数に分けることで家庭菜園と畑とし、多種多様の花や植物を揃えた専門屋となる。
マサ「僕は漫画家、人として大事な生き方を伝えたい!」
トール「いいね!」
シン「オラ、弁護士になりたい」
『えええ!!?;』
ネネ「それ、茨の道って聞いたことあるわよ;」
トール「せめて検察官にしなよ;
イメージ悪いぞ?」
シン「冤罪の人達お助けする」
トール「矛盾を突く技能とか、証拠とかの把握能力も必要になるし…」
シン「適性診断の上位精密検査で一番いいのが弁護士だった」←1829,2454ページ参照
『ええええええええ!!?』
マサ「かなり少ないって聞いたよ?!;」
シン「えへへ~//
オラ、矛盾を突くのが得意みたいだから」
トール「ま、まあそれならわかるけど…」
ボー「ネネ、ちゃん、は?」
ネネ「え…えっと~……
そうね…保留よ!」
『え?』
ネネ「……まだ…決めるのは早いわ」
トール「で、でもネネちゃん。早くて6歳になる頃には卒業だよ?
少なくとも半年後には専門授業を受けることになるから、今の内に目途を付けて、予め就く職業を決めておかないとイメージが」
ネネ「まだ…6か月あるわ。その間に決めてみせる。
私のなりたいもの、在り方を詰め込んだものを!
英雄になったとしても…どんなに立派になったとしても…本当に欲しいものが何なのかを見定めないと…いつか、何の為に働いてるのかもわからなくなりそうじゃない?」
トール「なるほど…」
ボー「哲学的」
マサ「カッコいい!憧れるよ」
シン「ほおほお。
じゃあ、今の間に軸作りですな。迷った時にブレない為の!」
トール「うん!
頑張るぞー!」拳を握り上へ上げる為に構える
『おおー!!』拳を振り上げる
こうして…少年少女達の道は続いてゆく……
数多の困難が訪れることは、死んだ経験から既にわかっている。
だがしかし、それに幾度遭ったとしても貫けるようになる為、模索し、学び、成長という名で形を示すのだ…
当時では知り得なかった、未知という名の冒険を乗り越え、学びを得、糧とし…立派な、大人へと……