第65章 新たな冒険
ちなみに異空間増築に関しては、喧嘩ルーム完成日から5日後の休日。
それも一日で完了した。
異空間増築の件で相談していたのは…喧嘩ルーム完成日から4日後の晩である。
だが…そこには既に、シン達よりも3日前から別の6人班がいた。
本来なら中等部の為6人で1班だが←2848ページ参照
シン達と互いに誕生日の近い同士が5人しかいなかった為、5人班とされている。
メラ「………」
トール「………」
メラ「……よお…」
トール「…意外と…早い再会だったね。
君も、一緒だったんだ?」
女「う、うん…(おず)
私も…早く、お母さんの助けになりたくて…」
トール「へえ。立派じゃないか!」
メラ「こいつは俺(のチーム)のだ!手ぇ出すんじゃねえぞ!?」ぐいっ!←女児の肩を抱き寄せる
女「…えっ//」ドキッ!
トール「え?!;」がたっ!←椅子から立ち上がる
その後…
勘違いした女児と、徐々に距離を縮めたこともあって女児が他の男児になびくのが許せないメラが
後に大人になった際に結婚することになるのは…まだ遠い、先の話であった。
現段階ではまだ…知る由もないことである。
・夢
トール「僕は学者になるんだ。
犯罪を無くす為にも、苦しむ人を減らす為にも、どういう形が一番人としてお互い楽しいか。
どうすればより、幸せになれるか。
でも人の不幸を幸せと思う人もいるから、そこら辺は隔離した方がいいんじゃないかなとは思うんだ」
ネネ「ダメよ、そんなの。差別になっちゃうわ」
トール「でもそうでもしないと、迷惑をこうむるのは無関係の人達ばかりだよ?」
ネネ「そうだけど…領主様が言ってたじゃない。
今学ばなければいけない分野が違うだけだって。
出来ない人に強要させるわけにはいかないわ」
トール「その為の隔離なんだよ。
お互いに、互いが不幸な様を見せ合って幸せを感じてればいいんだ。勝手に。
そうでない人を巻き込むのは筋違いだろう?」
ボー「その解決法を見出す為の、共存共栄し合える為の、社会を研究して作り上げていく」
『なるほど!』
トール「そうだね…その方が断然いいや」
シン「ボーちゃんは何になりたいの?」
ボー「僕、石で、皆の助けになる発明をする。
水を吸う石、柔らかいクッション石、用途に合わせたもの、沢山作る」
『おおー!』