第65章 新たな冒険
・テレビ
シン母「こういう所で経費削減してるのよね。
土台だけで全部出来るって…」
肝心の画面は立体映像でどの方向からでも見れるので楽しめている。
魔術式に触れたり踏めないようにカバー付きだ。
シン父「割れると危ないもんな」
シン母「破片が飛び散るし…それも無くす為かしら?
でも…この模様…魔術式って名前だった?」
シン父「ああ。一見ただの模様みたいに見えるよな」
シン母「これ…私達でも作れるんじゃない?」
にや←共に笑い合う
カバーを外して真似をした結果、魔力を通してもダメだった。
その後、戻してみたが触ったことでいかれたのか…
シン母「どう?直りそう?」
シン父「いや、無理っぽい。
画面は映るがやっぱり所々砂嵐みたいに霞むなあ」
シン母「ね、カバーはずしちゃダメって書いてあるわよ。
取り扱い説明書に;」
シン父「あちゃぁー;
あ、魔術式にも直に触れちゃダメだってさ;
こりゃ修理に出さないとダメだな、故障部分が少ない内に出すか」
シン母「勿体なくない?」
シン父「少ない方が安くて済む」
シン母「うーん」
シン「あー!アクション仮面がブレブレー;」
シン母「この分じゃ昼ドラのイケメン俳優も霞みそうね)
行きましょう!」
で…
「ああ、この分ならすぐ直りますよ。
部品を取り替えるだけなので…
数時間後に取りに来て下さい」
『お願いします』
「あはは、こっちもありましたよ。
うちも息子がねだってねだってね^^;」
シン父「あ、ああ!同じ口ですか!
(流石に金儲けの為とは言えない…」たらたら
「模様を書くだけで簡単そうに見えますもんね。
実際は書きながら等分に魔力の通り道を作るようにしないと出来ない繊細な作業なんですよ。
お互い困ったものですね」
シン父「いや、ホント」
『あっはっはっはっ』
「しゃべってないで手を動かす!」
「済みません!;
ではあとで!」
シン母「はーい」
シン父「済みません、よろしくお願いします」ぺこ
魔術式の作成には資格がいる。
で、エルフがロボットと同じ速度で作り出し続ける姿が名物化するのはもう少し先の話である。
所属する研究科には魔術式製作が出来る者が集い悪用防止機能も全て付属済み、例の医師(1767~1775ページ参照)も償う為に続けるつもりらしい。