第65章 新たな冒険

ケイト「うーん…好意……褒められるのすら慣れない；」たらたら

フィン「徐々に、ね？」くす＆なでなで←頭を撫でる

ケイト「うん//（頷）

あ、でも怒り任せのなら絶対止めるよ！？
怒りに我を忘れての殺しは動物ですらしないし、すれば動物以下になっちゃうから！！」

フィン「ああ。
でもそれ以外の…ちゃんと考えて、その上での決断なら受け入れる。共に背負う。ということだろう？」
ケイト「う！ん！！」大きく頷く

フィン「わかった^^
期待しているよ」

そういったやり取りが行われていたのは…訓練が行われていた時間内である。


ノアール「彼に関しての私の解釈だけど…出来れば与したくないわ。

都合のいい操り人形になるのは御免被るし…
こちらの都合など全て彼に合わせて、本人からすればあって当然。
そんなのはナンセンス。

人として他の人から見たら最低。
振り回される周囲の都合や被害、気持ちをとことん無視。
死ぬ気になるのは自分のことだけ、周囲に掛けた被害に対しては決して死ぬ気にならない＝一片も後悔していない。

自分のことばかりで、周囲のことがちゃんと見ていない。見れていないことにも気付かない。


たった一度でも与した時点で意思を奪われ、考え方を固定され、延々もてはやし力になり続けなければならない。
疑問を感じることや異なる意思を持つことすらおかしなことと定められ、容認し只管持ち上げなければおかしいという空気に置かれ、従わなければ敵視され差別または考えへの否定から人格ごと拒絶され迫害を受ける。

地獄落ちから救おうと奔走したケイトが全て…そうされてきたように。


彼の周囲全てが…都合のいい奴隷にしか見えない」


ケイト「あれ…？；
じゃあ私は？」

フィン「不安がる必要はない。

君は、人の都合や価値観まで縛りはしないだろう？
自分の都合で人を振り回さないし、寧ろ人の都合や価値観を重んじる。彼、いや、彼等とは真逆だ。

あんな他力本願ではないだろう？追い詰められなければ修業しないなんてことも」

ケイト「あー…そうだね。

ポップの修業しない版か…
たった3か月で神以上の相手と戦えるぐらい…」

フィン「取り入ると詮索する輩もいるだろうが…
君がそんな気を欠片も持ち合わせていないのは既に知っている。旧知の仲だし…

何より、利用の為に近付いたりはしない」