第65章 新たな冒険
フィン「偽らざる想いか」
ケイト「深く頷&微笑)……
私は…ずっと一人だった。
一人で…独りで……延々泣き叫んでいた。
助けてくれない全てに、身の回りで起こる全てが傷以外与えない現状に…絶望以外何も無くて…
助けを求めて、逆に虐められて、余計に甘えられなくて、自分のみを切り捨てる外なかった。
ひとりのまま…誰にも打ち明けられず、甘えられず、会話すらもまともに出来ず、人生の9割以上を過ごしてきた。
だから…ひとりにはさせないよ。
その悲痛さは…よく知っているから。
味合わせたくはないから。
どうせ間違うのなら、止めてもそう考えて行動すると決めたのなら…私は共犯者となる。
その為になら地獄に落ちようと構わない。
私をひとりにしないでくれた、掛け替えのない唯一の人だから^^」涙
ぎゅうっ!!
アスフィを抱き締める。
ケイト「その為になら…自分がどうなろうと構わない。
幼い頃、死ぬほど夢見た…ひとりにしないでくれる人を得たんだ。
それも自分から話しかけてくれる、自ら接点を作ってでも傍に居ようとしてくれる、大事な人だ。
喪うぐらいなら…ひとりで犯罪者にさせるぐらいなら、死んだ方がマシだ」きっ!
遠くを睨視し、真剣な表情で涙を零すそれに…フィンもまた苦笑交じりに言い放った。
フィン「経験則に基づいて、か…
わかったよ。
なら僕等は…それに恥じぬよう、胸を張って生きよう。
心意気は立派だけれど…死ぬのだけはやめてくれ。堪えられない」
ケイト「あ、ごめん;それぐらい嫌って伝えたくって」あわあわ
フィン「ああ…わかっているよ。
よく知っているからね。
ただ…それだけは聞き捨てならなかったんだ。2度も先立たれた身としては」
ケイト「ぐさっ!)
ごめん…;ワザとじゃないんだよおおお;;」しくしく
フィン「今世では、自分を大事にね?^^」くすり&したり顔
ケイト「うん…ありがとう;;頑張る;」
泣きじゃくる人が2人に増える中、フィンが私を抱き締めるケイトをケイトから見て右側から抱き締め、ケイトの涙が引くまで頭や背を撫で続けていました。
アスフィ「むっ!)…」睨視
フィン「…?;何だい?」
アスフィ「私の方が上ですから!」ふいっ!
ケイト「へ?」きょとん
フィン「…君はもう少し自分への好意に慣れようか;」