第65章 新たな冒険
流星斬(りゅうせいぎり)
右手を上にして両手で棒や刀の柄を持った場合、手とは反対の棒の先が右脇よりも前に出るよう、右手が右に左手が左へ斜めになるよう振り被り、「左斜めから楕円状」にして『右手は右下へ、左手は左上へ向かうようにして腕と共に正面へ振り下ろす』。
左手を上にして持つ場合は左右逆になる。
「」により元来の面よりも距離が伸びることで遠心力が上がり、『』により元来の腕の振りのみの面よりも勢いが増すことで速度が増す。
風月一刀流の技の一つであり、それを自衛の為の最低限の手段及び技として教わっていた。
技の名は、自分から見て惑星等と同じ軌道の斬撃だからである。
その頃…
「赤子らしくない赤子なので気にしないように^^;」
「首座ってないはずなんだけど;」
「浮いてるわ;」
先生「はい、魔力使わないようにねー!」
アル&ディ『うー;』不満気
アルとディが不満気にぶうたれていた。
そこにちょうどフィンが到着し、魔力での浮遊も使えない状態のアルとディを風呂に入れることになっていた。
その頃にはケイトも起きており…頑張っていた、とだけ言っておこう。
見ていた私から言わせてもらうと…
不器用ながらに精一杯やれていたようにも見える。
前世での殺しの分岐点の経験に関して尋ねたのだが…
ケイト「私が…私である為の支えだ。
もし殺すのなら…復讐する気でいるのなら、私は止めない」
アスフィ「え?!」
ケイト「殺されて得る想いは…折り合いの付けれるものではない。
理屈じゃない。そんなものでは推し量れない。
たとえ世界中の人を殺したとしても決して埋まらない、それほどの憎しみに身を焦がされ続ける。その想いに終わりなど決してない。
そりゃあ…無関係の人に死を経験させるそれは間違いだ。
だが、そんな理屈で折り合いが付けれるほど…殺される経験は軽くはない」真剣&闇
底冷えのする声で、真剣な眼差しで双眸を黙って見据えられ…思わず身をすくめた。
それを察してか、目を僅かに逸らし…申し訳なさそうに言葉を続けた。
ケイト「それを間違いだなんて…激情の最中にある者に等言えない。
実際…その場にならなきゃわからなかった。
だから…殺しの手助けをする。そして…選んでくれ。
私は…殺そうとした。殺せなかった←2478,2479ページ参照