第65章 新たな冒険
教官「遅い!キビキビ準備をしろ!」
『はい!!』
防衛隊でも実力派揃いが特別講師として、班毎に担当教師と共に直々につくそれは確実に身にも為にもなったという。
担当教師は子供達につき、危なくなったら即座に外へ出す役割、体調管理等に徹底している。
特別講師は担当教官としてつき、子供達が危機に陥った際に自分で考えて動けるよう土台を叩き込むことに念頭を置いて教える。
初等部は少しでも遠くへ逃げること。
中等部は基本、危機的状況に陥った際に冷静に状況分析をし最適な逃げまたは対処すること。
高等部は、危機的状況に対し即座に協力し合い敵を無傷で無力化すること。
高等部の最終学年(14歳)になると体育を受けられなくなる。
というのも実地訓練、研修に専念することになるからだ←2454,2613ページ参照
職場から太鼓判が押され、15歳になってからも受け入れるという許可を貰うことで卒業資格を得る。
その為、14学年の最後に最終試験が行われ、総合的にどんな状況でも冷静に対処する技能があるか試される。
それは職場でも活かせる為、非常に有用だと言われている。
体育=防衛術は専門授業のみとなる高等部でも行われ、危機感を抱きつつも冷静に最低限の自衛が出来るよう全て叩き込まれる←1879,2821,2826ページ参照
教官「いいか?
自分に合った武器を持てるようになるのは8歳から。
だがいつ愛用の武器がない状態になるか、または持っていない状態で遭遇するかわからない。
その時の為の基礎を叩き込む!真剣に取り組んで欲しい!」
『はい!!』気を付け
「ほ~い♪」挙手
トール「…;真面目に返事しろよ;」
「オラはこれでも真面目だぞ?」
『……;』
教官「ま、まあいい(ごほん)
真面目に取り組んでくれるのならな。
ではまずありとあらゆる環境でも身体を思った通りに動かせるように、順応力を鍛える。いいな?」
『はい!/ほーい』
こうして…体育という授業は続いて行くのだ。
仕事中でも危機的状況に陥る時はある。その際に冷静になり打開策を考える。
授業により身に付けられたその技能は職場でも如何無く発揮していた。
緊張感と危機感を感じながらも冷静に考えて最適に動けるのは大人でも難しく、それだけでも凄いことなので…
体育という授業の株が各国からかなり大きく評価されていた。