第65章 新たな冒険
妊婦は0学年の生徒として、産んだ後に必要となる色んなものが無料で提供される。
各家庭につき必要分まで。
無論、赤子を育てる上において最適な環境を整える道具も込みである。
赤子がある程度成長するまで衝撃はそのままに、怪我のみ全く無いように。
落ち着けるように、母も共に安心して眠れるようにという効果も付属されている。
当初、お風呂に入る子かどうかの見分け方に関して3人の先生方によって議論されていた。
A「えっと…手首にテープを巻き付ける」
『うーん』
B「肌がねえ」
C「赤子ですから」
A「入らない子だけ着ぐるみを着させるのは?」挙手
『意義なし!』
が、
想像中
もふもふの白い犬ので魅了しまくっていた
キャーキャーキャーキャー!//
B「群がって仕事にならない;」
『却下で!』
C「お風呂に入る方は青色の犬の着ぐるみ、入らない方は赤色の猫の着ぐるみで」
A「意義なし!」
B「意義なし!」
間違えてきた場合
「すみまぜ、お願いします」
「息が切れてる、よっぽど急いでいたのね;)
猫ということはお風呂なしでいいですね?」
「ええ!!?
ちゃんと入る用の…」
「赤猫が入らない、青犬が入るですけれど…;」苦笑
「間違えました!;
すみまぜ、いそいでて」
「わかりました^^(にこ)
ゴム糸を貸して」
「はい」←別の教師
「ペンで糸を青に塗ってと、たすきみたいにくくる。
よし!
これで間違えませんよ^^」
「ありがとうございます!よろしくお願い致します(ぺこぺこ)
では失礼します!」だーっ!!
仕事場へ走っていく母の背を、先生は笑顔で赤子に手を取り共に手を振りながら見送っていた。
そして現在…
赤子ブース…
そこは生後何か月か毎で仕切りがあり分かたれている。
そんなに狭くなく、一区画で一人につき最小3.32m四方、約11平方mぐらい。
無論、月と出来ること(寝返り、お座り、ハイハイ、つかまり立ち、伝い歩き等々)の内容に応じて広くされていく。
「今週は生後2か月ですね。
先週の1か月よりは重いので気を付けて下さい、首も座っていませんので」
「は、はい!」
服には名も書かれてあり、受け持つ先生も生後の月毎で班体制で分かれている。
誕生日も名と共に掲示板に全て張り出されているのですぐわかる。