第65章 新たな冒険
黒鋼「にしても…ここの方針には驚かされる一方だな」
小狼「はい…まさか……
来たばかりの俺達にあんなに気さくに接してくれるとは思いませんでした;」
黒鋼「普通差別するもんだと思ってたがな;」
小狼「学舎でも…そういった差別や偏見は抱かず接するように、と指示されていたそうです」
黒鋼「……つまり…少しでも技を高め合う為、余計なもんは捨てろってことだな。
先入観や決め付ける行為は、戦場では自殺行為になる。
相手が自分の考えが及ばねえことをしでかすのは当然だ」
小狼「なるほど!」
そう話し合いながら修業に専念しており
サクラやファイやモコナもまた、レストランで新人達と共に働いていた←2454ページ参照
無論、小狼とサクラとモコナは新人研修である←2613ページ参照
ケイト『恩義に報いるでもさ…
前世の時
妻「あんなに気にしたらダメだというのに…」
「此度の戦で亡くなったあの農民、助けられなかった人は、私を助けてくれたことがある。たった一度でもその恩義は大きいものだ。あるとないとでは絶対的に違う!
それに…助けようとした。だが間に合わなかった。
私が殺したも同然だ!
だから…」
妻「気を使われますよ?逆に。
武士という立場なのに、農民へあんなに尽くして…;」
「………遺族方が望む時にとどめる;
済まん、そこまで見えなくなっていた」
農民の手助けをするばかりだったし…』苦笑
『あったね…』くす
ケイト『中々頼ってくれなかったけどね^^;
それとさ…前世の時にあった、開けた場所…
まだ残ってたのが、本当にすっごく嬉しかった。
わびしい時、いつも助けてくれた。
些細なことだと思わせてくれた。
武士にも農民にもなりきれなかった。
悲鳴をあげて泣き叫んでいた私の心が、ピタリと止んだ。
澄んだ青空、海、松林、崖、いつも助けられた。
ありがとうと、言いたかった』
『だからか…新婚旅行の時、記念撮影をしようと言ってきたのは…』
ケイト『その後、ゆで卵の味付けで揉めたけどね^^』くすくす←1236ページ参照
学舎では…
トール「今日はお風呂デーか!」←ベビー区画を覗き見る
お風呂デー
赤ん坊のお風呂を先生の補佐を受けつつ妊婦がする。
週に1回あり、入れたいか入れたくないかを各家庭で選べるようにしている。