第65章 新たな冒険
『他にも嫉妬やわだかまり…』
ケイト『…どこにでも付き纏う。
出来れば減らす為にして欲しいぐらいにしか思ってない。
地獄落ちの件でもう諦めた。その気になるまで待って、ならなきゃ何もしない。
でも…やっぱり、希望でしかないのかもしれない。
私が望んでいた形は…あくまで、個人の価値観と感性、そして何より――在りたいと願う形
在りたいと願う形と相反していた。だから許せなかった。
どんなに根がよくとも、そこだけは譲れなかった。
単純に…こう在って欲しいと願っていた。
与えてもらうばかりの現状に満足せず修業して、恩義に報いる為に歩み寄って欲しいって…
お前は…こんなにも恵まれている。まだ喪っていない。このまま…殺されるということも知らないままでいて欲しい。
そう…これは、私の…ただの我がままだ。独り善がりな…
私個人の問題で、あいつにとっては問題でも何でもない。
それを違いとして流せるかどうか…
毒や洗脳で流せず、逃げ道も奪われた結末がこれだ』
『随分苦労してきましたもんね…;』
『ケイト…あなたの心は…?精神は大丈夫?』
ケイト『守れてないよ』
『『『!!』』』
『知っているよ…』←689,1475,2519ページ参照
ケイト『さっき言ってた…殊更の後の文面の環境、その全てが、私が味わった経験だ。
リアルじゃ親を殺されたのは前世のみだがこっちじゃ実体験、それ以外は同じ。
人から与えられるのは全て傷や偏見のみ、希望等どこにもない!あるはずがない!
ふっふふっ!あっはっはっはっはっ!!^^』黒笑
ぎゅうっ!!
ケイト『?』怪訝←抱き締めてきたアスフィ見やる
『これ以上っ…;
これ以上傷口を自分で抉るのはやめて下さい!!』涙
ケイト『瞠目)!
……
ごめん(俯)
巻き込めば、実父がどう出るかわからない。思い通りにならなきゃ何でもする全く詰めの甘くない輩だから余計…
言わなきゃ、元気に振る舞っていれば済む。守れる。
誰も守ってくれない。
だから、守るって…自分で選んだ。決めたんだろうが!
自分の!馬←拳を自身の頭へ
『『『『殴るの禁止!!!』』』』←四方から抱き締め羽交い絞め
ケイト『…スッキリするのに;
あ、じゃあせめて刃でも
『『『『却下!!!!』』』』
ケイト『そっか…今はもう、ひとりじゃないんだな』