第65章 新たな冒険
魂が発している『神の力』は主に…全て、魂が想っている、つまり願っている事象を引き起こす。
光でも、闇でも…全てが……←2120,2194ページ参照
その願いの現われなのだろう…そう説明された。
フィアナ「我慢していたんです。あなたの為に。
仕事の邪魔になってはいけない。
けれど一緒に居たい、でも邪魔になってしまう。
いじらしい可愛い欲求です。邪魔にならない範囲で甘えたいのです。
で、今は…今日は大丈夫だと判断した。
夢うつつのまま密着していたいと心底願っていたことから、実現してしまったのでしょう。
今の密着状態が…;」
フィン「なるほどね…//
だとしたら、僕も応えないわけにはいかないか」瞑目&微笑
テロップ『とっても嬉しそうだ!!』
フィン「ここぞとばかりにテロップを入れるのはやめてくれないかな?;」
フィアナ「いえ、なんとなく…
つい?」くすり
フィン「ははは^^;」
アスフィ「それはそうと…ケイトへの受講はどうします?
無理に起こす訳にもいきませんよね?」
フィン「そうだね…」
ノアール「とっくに分身も精霊王の森以外は解けてるみたいです。
案内もちょうど全て完了したようですし…
異世界から来た来客だったようですが」
フィン「そうか…
ならせめて、ゆっくり寝させるさ。
寝ている間の時間を伸ばす…
結界で覆って、沢山の時間を掛けずとも休むことへ専念できるようにね」
フィアナ「こちらにとっては少ない時間でも、結界内では休むという一点において大量の時間を休んだように感じさせるということですね。
ですが…休むことは直腸炎を完治させることへは繋がりません。
一日一日、それぞれが気が休まる時間が発しなければ治り得ません。
ストレス性であることは明らか。気が休まる時間が取れないことから起こったのですし…」
フィン「ああ…知っているよ。
ただでさえ気遣いしいだ。
どれほど遠慮しなくていいといった所で遠慮もするし、相手の意思を尊重しようとばかりする。
たとえ一方的に傷付けられようとも、傷付く姿を見たくないと願う馬鹿だ…←47,410,433ページ参照
その本質は…どれだけのことが起ころうと変わらない。
だから…
夢の中でだけでも、見ている間だけでも……
それをしなくていいという夢を、時間を与えたい」