第65章 新たな冒険
直腸炎型は軽症例が多い為、治療は薬物療法を主体として手術が行なわれることはない。
この病気はよくなったり悪くなったりを繰り返し治りにくい為、医師と協力して根気強く治療を続ける必要があります。
また、過労や精神的ストレスが症状を悪化させることになるので、日常生活の中からその原因となるものを排除したり、負担の大きい仕事などはうまく軽減できるように工夫しましょう。
という助言があった。
が、治療場では炎症をその場で治せる為、別段薬を飲まなければいけないという問題はない。
しかし、炎症が再発する可能性が高いことについて言われていた。
ケイト「この世では臥薪嘗胆のはずだったんだけどなあ…」
フィン「この国でだけは別だよ。
死んだ後しか、それも人格を見て、遥か先の子孫という遠い未来の危険性まで排除した上でなければ入れられないからね」
アスフィ「所で…分身に任せておいていいのですか?;」
フィン「ああ…
一区切りついたらまた戻るつもりだ。
後は、頼むよ」
『お任せを!!』
ケイト「3人共息ピッタリ…;」
フィン「それほど心待ちにしていたんだろう」
そうして、私達は学舎へ向かいました。
全学年私服で通学OK、制服なし。
理事長曰く、パジャマでもいいよ。
服が決められている方がいいなら、各家庭で好きなように作って着てきても大丈夫。着る本人(子供)の意思を尊重してあげてね。出来る範囲でいいから。
無料で学年毎に体操服や帽子が配布される。
サイズが変わる度、無料で支給されていく。
テロップ『こちらに来たばかりではお金も無い為、そこを配慮しての方針である』
初等部(0~3歳)はベビー帽子(綿100%ふわふわ無撚糸パイルの耳付)←妊婦は被らない
中等部(4~9歳)はメトロ帽子
高等部(10~14歳)は学生帽
特等部(15歳以上)は博士帽
学年毎で色も異なり、無論サイズも変わります。
帽子は定まっていますが、内の感触も自由に変えられます。
ふわふわ感触が好きな子はそうし、帽子に耳当てを付けた方が安心する子ならば付けることも許可されています←改造自由
早い話…校風は自由。個性を尊重する学校である。
学び舎として「どんな文化でも見た目でも個性でも、そういったものだと大きく広い目で見、受け入れられる器を育てること」がコンセプト。