第65章 新たな冒険
「あるある」
「うちも似たようなものだったよ」
「こっちなんてその場に居合わせただけで擦り付けられたわよ?;」
トール「で、ろくな取り調べもなしに決め付けられるんだろ?」
『うんうん』
「母ちゃんが妊婦でカンカンだった~^^」尻フリフリ
『それ笑ってる場合じゃない;』
「上の立場の気分で、真実ごと握り潰される。
勝手に変えられる。
ここにいるの、皆、事情ある。訳ありばかり」
「そういう所まで配慮してくれるなんて」
「あっちの社会では…いなかった」
「領主様、様々ね」
「うん…^^
ありがとう」
『領主様、生きる機会をくれてありがとう』合掌
ケイト「はくしゅっ!!
あれ?;風邪ひいてないはずだよね…;」
アスフィ「ええ。
それより…原因がガンや性病やクローン病や潰瘍性大腸炎でもなくて、本当によかったです」
フィン「でも油断は禁物だ。
精神的ストレス、過労が原因で長引く。
何度でも下血することになるだろう。
薬を飲んでいても下血したのだから。
炎症の原因がストレスだとわかったし、下血は炎症している所に便が擦れたせいだろう。
…今でこそ炎症を取り除いたらしいが…ストレスで何度でも再発するそうだ。
リアルでも一か月半経っても下血も炎症も治らないとはね……」
ケイト「ねー、パンツに血がついてたらしい。お母さん曰く」
『他人事のように言わないで;』
フィアナ「ストレス発散の方法を改善しましょう」
ケイト「しようにもお母さんがしつこく聞いたり霊感を酷使させたりしてくるから無理だって。気が休まる時なんて職場でも家でも皆無だし…
お手上げ」
ノアール「それはそうと…妊婦なのだから、学舎に行かなければ…いけないはずなんじゃ?」
ケイト「!;」ギクッ!
アスフィ「行かなくていいのですか?」
ケイト「それが…学舎の日が休みの日と被っちゃって…;
それだけでなく免許皆伝って言われて、卒業扱いになっちゃった;」ずーん
フィアナ「理事長ですからね、立場的に」
ノアール「領内の人達は楽しみにしてたかも?」
フィン「受けにいってみるかい?」
ケイト「いいの?」
フィン「勿論。不安なら僕も行こう(主夫も気軽に参加しているようだし」
ケイト「ありがとおおおお!」ハグッ
アスフィ「その罪悪感もあったからでは…?」
『可能性高い』