第65章 新たな冒険
ケイト「あ、確かに…」
フィン「僕も君を傷付けないよう柔らかく受け止める為に尽力している。
だからこそ安心してできるんだ!
君だからだ!」
ケイト「…ありがとう//」ぽつり
フィン「ふっ)やっといつもの調子を取り戻したね…」微笑
ケイト「うん…//←照れ臭そうにそっぽ向く
まずは…//←フィンの方へ向き直り
…;その3人どうするの?;」
フィン「ああ…今僕も考えあぐねている所さ^^;」
最早目に映らない速度で飛び交い続けるそれらに対し、同様に目に映らない速度で避け続けるフィン…
それに私は…見守るしかできなかった。
下手に介入すれば衝突し、どちらもただでは済まない事態を引き起こしかねないから。
「「どうしたものかなあ…;」」う~ん←似た者同士
「「「似てなああああああああああい」」」おどろおどろし気
テロップ『愛は人を狂わせるものである。
談:フィアナ』
ケイトが3人へ1人1人落ち着かせ、宥め、抱き締めて…ようやく止まった。
フィアナを最後に回したのは…無論、一番冷静さを失っているからだ;
フィアナ「いい噂は広まりにくく、悪い噂が広がりやすい。
それも伝言ゲームの如く、根も葉もない噂が尾もひれもつけながら…
言う人は誰もが皆…自分に甘くて人に厳しく、卑怯でずる賢い。
出来なかった結果のみを見て、目前の目に映るものしか見ない。
その発端も、理由となる経緯も、生い立ちも、今もなお出来ない要因は何だ?とも思わない。
只管喚き立て、ずっとされ続けたと受け取れるような言語で伝え、今もされているとでも言わんばかりに言い続ける。
他の人では同じことをされても何も言及せず忘れるくせ、ケイトとなった途端そうする。
謝ればいい話だろ、と言われて謝った所で
また違うことを言及の種として延々あげると共に振り撒き続ける。
そういう未来もまた、目に見えているし…事実、平行世界でも行われている始末。
覚えがないとは言わせませんよ?」
ケイト「必殺所か必滅」真っ青震
フィアナ「あなたはもう少し自分に甘くいなさい。
自分勝手とまではいかないのは知ってますが…
自分から人へ要求したり振り回したり持ちかけたことは?」
アスフィ「可愛い要求ばかりでしたね」
フィン「ああ。
引っ付いていたいとか、温もりが欲しいとか、キスしたいとか」