第65章 新たな冒険
フィアナ&ノアール『知ってます』
アスフィ「確かリアルでも…小4の時でしたか?」
ケイト「頷)
人類ごと憎んだのは…私と出会う人間は誰もが、他を陥れてでも自らだけ助かれば、自分さえよければそれでいいと望む輩、苦しむ姿を見て楽しむ輩以外いなかったから。
視界に入る輩は誰もがそうだった。誰も彼もが自分だけ、さ。
自分主体で見える輩が全て。誰もがそうだと言うのなら…私から見た人類は、全てそうだった。
私に対してだけは、誰もが助けず、笑い、何か事情があるとすら思いもしなかった。
聞きもしなければ、歩み寄ろうともしない。
話せない状況下にあることすら考えず、一度勇気をもって打ち明けたそれすらも忘れ、自分達だけ楽しみ嘲笑う。
好きに自己完結して思い込み、それがさも真実であるかのように大人になった後も、笑いながら平気な面して言い広める。
生憎私は…人の立場も地位も貶める奴は大嫌いなんでね^^
だから人にはやらないって徹底しているだけさ。散々されてきたからな(睨視&真剣)←遠くを睨み据える
信頼関係を未然に崩して孤立させ続ける、その様を想像しながら内心ほくそ笑みながらばら撒く奴もいた…」黒にやり
アスフィ「…闇は深いですね;」
ノアール「ただ無神経に話してる人が多そうですが」
フィアナ「そんな人の気も先も一切考えない穢れた魂など捨て置きなさい。
その者達には別の課題があるのですし、言った所で詮無いことです」
ケイト「うん、ありがとう。
小さい頃の私がやったことはどれも仕方ないこと。
と言っても、その経緯も事情も知らない人間が口走るのにはいい気がしないな。
ただ言っただけならばグレーだが、わかっていてやれば黒…まあ放っとくしかないか。
勝手に滅べ。自業自得だ」ずあっ!←闇が濃く魂から出ている
フィアナ「……;
堕天の闇が乗っ取っている、ということは無いですよね?;」
ケイト「ない(きっぱり)
本心だ。
正確には…ずっと押し殺し続けていた、出さないようにし続けてきた不平不満、という一面でもある。
話し相手も、理解者も、誰も居なかった。
誰にも話せず、鬱屈と押し込められ続けていたから余計なんだろうな」
ノアール「?母は?」
ケイト「自分の愚痴ばかり。
父は会話にならない、姉は…姉も辛いだろうから話せなかった。
皆無なんだよ…」