第10章 準備と発明
ぎゅううううううう
もう数十分は経っただろうか…
フィン「…ケイト、そろそろ仕事にかかりたいんだけど」
ケイト「やだ」
フィン「……あと何分?」
ケイト「もうちょっと」
さっきから同じやり取りばかりしてる気がしてきたんだが…(遠い目)
苦笑交じりに溜息をつく中、彼女の背を再び撫でた。
ケイト「ミア母さんみたいな人になりたいなあ…
豪快で優しくて一緒にいて楽しそうだから!」
フィン「そう」
それからまた取り留めのない話を切り出してきた。
ケイト「がおーっ!!!」
フィン「…なにやってるんだい?」
ケイト「え?威嚇!//」どやっ!
フィン「何で今?^^;」
ケイト「反応見たかったから!
どう?うまかった?怖い?ビビった?」キラキラキラキラ←期待の眼
フィン「ぷっ//」ふいっ
ケイト「ん?」首傾きょとん
フィン「ごめん…全然怖くない、むしろ可愛い」くすくす
ケイト「なっ!
そんなことないよ!怖いよ多分!」あせあせ
フィン「あっはっはっはっ!^^」
ケイト「ぐむぅー!//(ぷくー!)
絶対ビビらせてみせるからな!覚えてろー!」がぅっ!
フィン「ぷっくく
期待して…待っtあっはっはっはっはっはっはっ!!^^←腹抱
ごめん!もう限界!あっはっはっはっ!//」
ケイト「~~~っ!
ううううううううう!うううううう!」ぽかぽか←威嚇しているつもり
フィン「可愛いなあ、本当に^^」くすくす
ケイト「怖いの!」
フィン「はいはい、怖い怖い」なでなで&ぎゅうう
ケイト「どこが!全然ビビってないじゃん!ふー!」
フィン「可愛い方が勝っちゃうんだよ」くすくす
ケイト「むー…キスしたい」
………………………
ケイト「なんか反応返そうよ!;」
というやり取りを取ったのがつい数分前。
こんなやり取りがいつでもできると信じていた自分がいた。
遠征の時に、それよりも恐ろしい思いをすることになるとは…当時は思いもしていなかった。