第64章 新たな指摘
『!!』瞠目
真剣な表情で一言言い切ったそれへ、私達は瞠目した。
ケイト「そう思うよ…^^//」にっこり
かと思えば、再び笑いかけた。
それに対し…
フィアナ「げえええいいいいどおおおおおお;;;;」ぼろぼろ
号泣しながらケイトへ抱き着くフィアナに…ケイトは頭を撫でました。
公園の中、レストランと同じくプライベート空間となる休憩所…
そこは机と2人掛けの椅子が左右にあり、そこに座って話し続けており、フィアナはケイトの左隣、私は正面、ノアールは私の右隣でした。
今も胸に顔を埋めるフィアナに向けてケイトは笑い、想いを綴る。
ケイト「毒を解いてくれて、本当にありがとう^^
冷静に、客観的に、色んな事実を教えてくれたお陰で、やっと理解できた。
理解できない状況も、腑に落ちた。そう『させられていた』ことに、やっと気付けた。
気付けてさえいなかったから…本当に助かった。
そうでなければ今でも…ずっと……狂ったように、彼のことばかりに固執させられ続けていたと思う;」滝汗&視線逸らし←右へ向く
『ゾッとします;』真っ青&かたかた
ケイト「私もだよ;
まあ…今となっては、全て救われた気分だ。
だから…辛抱強く付き合ってくれて、本当にありがとう^^←再び立ち上がりお辞儀
………長く……本当に長く…囚われちゃって……そのことで迷惑かけちゃって、ごめんね」俯
アスフィ「そんなこと!
フィアナ「あなだばひがいじゃじゃないでずがああああああああ;;;;;」
ノアール「鼻声になってます;」たらーり&たじっ
ケイト「あはは^^;
彼も被害者だよ」微笑
アスフィ「さらりと言いましたね・・;」
ケイト「それに気付くには…辛抱強く話し続けてなかったら無理だったと思う。
踏ん切り付けれるようになるまで、救えない彼一人に執心しなくなるまで…
依存させられ続けていたことも、彼の意図せず発し続けている毒や洗脳の存在に気付けるようになるまで……
本当に…本当に、長く時間がかかってしまった。
そのことが、非常に申し訳ない」
『仕方ないことだから/ですから』
ケイト「それでも、ちゃんとその目の前の出来事に踏ん切りを付ける為にも、ちゃんと謝って、感謝の言葉を伝えておきたい。
そう思ったんだ。
でないと…」とすっ←椅子に再び腰を落とす
『?』首傾げ