第64章 新たな指摘
アスフィ「ある程度の束縛はすべきです。
その為に三善美を作ったのでしょう?←1732~1734ページ参照
皆が皆、互いに気兼ねなく幸せに、快適に過ごせるようにする為に」
ノアール「いつものことだけど…そのお陰で救われているのもまた事実。
何も言ってこないということは未来は大丈夫という太鼓判とも受け取れるので…」
アスフィ「ええ、いつも助かっています」
ノアール「ただ…器が大き過ぎるから心配になるわ;
何でもどんな存在でも受け入れてしまいそうで…
あ、でもその点は結界のお陰で大丈夫ね」
ケイト「うん…やらないと、皆が危ないし」
アスフィ「そういう先のことを考えられるか考えられないかでも、危機感が違いますね。
いつ何が起こるかわからない現実、それを身をもって知っているからでしょうか」
ノアール「うんうん。
酷い目にばかり遭わされ続けてきたものね、人からは」
ケイト「あの…話脱線してない?;」おず
『………;
済みません;』お辞儀
私達は3人揃ってケイトへ頭を下げた。
フィアナ「で、本来の世界ではどうなっていたかはわかりましたか?
悔いなく、前に進めそうですか?」
ケイト「うん。十分わかった。
自我や思念を取っ払うほど、強力だったんだね…
自力で抗えていればよかったんだけど;迷惑かけてごめんなさい;」お辞儀
『迷惑と思ってない!;』
フィアナ「そもそもが抗えないようにさせる為に生み出された魂なんです。
抗えるのは神だけなんですから…
わかっていて送り出した私達を責めるならいざ知らず…;」ずーん
ケイト「ふるふる)←微笑し頭を振る
送り出した件に関しては…感謝しかないよ。
お陰で、大事なことを知れた気がする。
味方は一人も居なかったし、苦労もしたけれど…所詮人は人。
本人にそのつもりが無ければ、たとえ何をしたとしても意味がない。
その気になるかどうかの確率も極めて低い。
それにかけてばかりでは…本当に大事なものを見失う。
救えていたはずの人まで、救えない。だから最低限の御膳立てをした上で、その気になるまで備えつつ放っておくしかない。
だから…
わかってて…知ってて送り出してくれて、ありがとうございます(お辞儀)
反対した人もいると思
フィアナ「多かったです;;」号泣
ケイト「でもそれは確かに成長に繋がった」