第64章 新たな指摘
ケイト「………が…頑張る//(視線逸らし&ごにょごにょ)
不得手だけど//;」←気まずそう
フィアナ「ああ、もう大好き//」
そう顔を両手で押さえながら呟くフィアナに、私達は大きく頷きました。
ノアール「所で本心をもって誠意ある付き合いって…具体的に言えば?」
ケイト「お互い無理しながらなら辛いだけ!
それより、全力でぶつかり合った方が…余程純粋に楽しめるし幸せにだってなれる。
形は人それぞれだとは思うけど、私はそれが一番いい。垣根が無い方が楽。
だから…礼及び誠意を尽くす付き合いが理想!」ぐっ!
ノアール「有言実行…」ぽつり
アスフィ「それ、既に言わずもがなと体現してますが…」じと目
フィアナ「だから天国行きなんです。
さて、あなたの男らしく頼もしい反応は置いといて…
あ、二番目の子とのやり取りも凄かったですね」
アスフィ「2番目?とは」
フィアナ「本来だったら、ケイトの姉とケイトの間に女の子が産まれていたはずだったのよ。
流産してしまったのだけれど…
正確には、2番目が母を守る為に自から流れたの。母は頑張ったんだけどね…
で、ケイトが3番目となる訳なんだけれど…その時、2番目が頼んだの。お母さんをお願いねって。
その時、ケイトはこう言ったわ。「任せろ!」って。
短く……最っ高っっ!!////」
ノアール/アスフィ『それでファンになったのね/のですね』
フィアナ「もお//生まれてくる性別間違えたんじゃないですか?//」どっどっどっ!←両手で顔を押さえて体をくねらせながら悶える
ケイト「間違えとらんわ!
女で本当によかったよ…
あの無力感も、どうしようもない環境も、成長の為には必要だった。
お陰で今…私は笑っていられる。幸せを噛み締めていられる。
だから…胸を張れないことはしない!
された嫌なことに関しても精神上耐えられなくならない限りは言わないし姓名も出さないし所在も話さない!
あの世に帰ることを念頭に、死んだ皆に出会うことを念頭に、私は私の譲れない道を、信念を貫く!!
顔向けできないことはしたくない、そう思うのは当然だろ」
アスフィ「ですが…かなりあれこれ嫌な思いさせたかなと気にし過ぎなんです。
自滅しますよ?」
ケイト「ぐっ!;」ぐさっ!
ノアール「だからこその修業」
フィアナ「試練です」