第64章 新たな指摘
フィアナ「牝牡驪黄(ひんぼりこう)です!」
ケイト「おおおおおおおお!!」
「「「………」」」
ケイト「………って何?」
フィアナ「だああああ!!」ずさぁー!!!←ずっこけた
ずっこぉー!←遅れて二人がずっこけた
フィアナ「わからないのに答えたんですか!?」
ケイト「いやだって流れで何となく…;」後ろ頭をかき苦笑
フィアナ「質問しなさい!」
ケイト「今してます;
これからも気を付ける;ごめんなさい;」ぺこり
フィアナ「いいですか?
物事の見た目にこだわらず本質を見抜くのたとえ。
『「驪黄」は色の黒と黄色。
中国の秦の穆公が、馬を見抜く名人の伯楽に推薦された九方皐に馬を探させに行かせると、黄色い牝の馬を見つけたという報告を受けた。
しかし、馬を連れ帰ると黒い牡の馬だったことから、穆公は色や性別も分からないのかと怒ったが、伯楽は色や性別などの見た目にこだわらず、馬としての『本来の能力』を見抜いたことを喜び、その馬は他と比べることのできないほどの名馬だったという故事から』←ウェブ検索抜粋
つまり!
『見た目』にこだわらず、人としての『本来の能力』を見抜くこと、です!
という訳で、これから実践してもらいます!」
ケイト「頑張ります!」
どんなものにでも食らい尽くその様は、まさに負けず嫌いそのものでした…;
生みの母に似たのではないのでしょうか?;
アスフィ「伝えられない状況を父から作り出されていたのですね…」
ケイト「伝える余裕もなかったし、一度のそれも父に妨害されたし…
その後、本当にひどかったし……
それで周囲から嘘つき呼ばわりされたから、どうにもしようがなかった。
そんな人を出させない為に、家庭状況はオープンにさせたい。
できる範囲だけでいいから?」
アスフィ「いいですね。
皆で育てる環境、その土壌を作りましょう」
ノアール「皆の意識を変革しないとよね」
フィアナ「そうですね…
ケイト、もう気付いているでしょうが言います。課題を…
人の見極めを学ぶ事や、人の善し悪しを判断する力をつける事が、ケイトの生まれてきた課題です。
人間の本来の姿、本当の姿を知る必要がある為」
ケイト「人間の本来の姿は共存でしょ?
縄文時代みたいに皆で協力し合って、災害でも共に乗り越える。
そういう形なんじゃない?本来の姿って」