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Unlimited【ダンまち】

第64章 新たな指摘





フィアナ「恩を売られればその時点からもっと大変なことになるんです!
悪質のレベルが異様に跳ね上がる条件はそれです!

その時点からやけに擁護するようになったでしょう!!?
いい点はあるだの何だの、それ以上の悪事や人としての間違いをしていても、間違いを犯した本人の意思を何よりも尊重して!

本人が間違いではないと言えば、それを鵜呑みにさせるぐらい強力なものなのです!
本人がやることなのだから間違いではないと強制的に思わせるものなんです!
それらの思考制限も効果の内にあるので!」


ケイト「はー…大変なんだね」感嘆
フィアナ「あなたその影響下にいたんですよ!それもモロに!!
ついさっきまで!!!・・;」

ケイト「だから極めて悪質なのか…なるほど」
フィアナ「あなたはまず自分のことを他人事のように思う所からやめなさい!」
ケイト「頑張ります」敬礼


ノアール「でも何で奪えたの?
奪えるのなら、無限大の世界に存在する彼の魂に対してできたんじゃないの?」

フィアナ「それでは負担が大き過ぎるのです(頭を振る)
神々には他にも役割があります。果たさなければならないことも各々に。

無限に存在する神々の力を少しずつ寄付してもらい実行されたこと…
それが、滅神による世界ごとの浄化と消滅。
それにより、彼の魂の存在は全体から見て極々僅か、数える程にまで激減しました。

彼が地獄落ちする世界を丸ごと消させましたし。天国行きなんて1つでもあれば不思議な方です。
無限大を全体数、彼の魂が存在する世界が5割として、11以外全て消えました」

「「「そんなに少ないんだ…;」」」


フィアナ「それに伴い、奪うと言うより元からその能力を無いものとさせることが容易となったのです。
無限大の半分から、僅か11のみとなりましたから。

その結果、ようやく奪うと共に世界ごと浄化できたという寸法です。
流石に彼の魂が存在しない世界までは浄化し切れませんが。そこまで手が回りません」

ケイト「教えてくれてありがとう」お辞儀

フィアナ「いえいえ。
決定的な違いは、間違いを正そうとするかしないか。

正そうとする正常な判断能力も思考制限の能力に引っ掛かりますので。
早い話が、自分にとって不都合を無にさせる為に特化した最低な能力なんです」

それらの情報を伝える中、ケイトのことへ話題が変わる。


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