第64章 新たな指摘
ケイト「…だよね!
…ありがとう。
でもやっぱり…蔑ろにはできない。救える人は、救いたい」
アスフィ「救えない人まで、無理に救おうとしないで下さい。
救えなk
ケイト「救えなくても…!
無いものとは…できないんだ。
私には…戦国時代の頃の記憶がある。
あの頃は、時代が時代だけに…助けるのがおかしいとされていた時代だった。
だが…私は……遺族となる気持ちを、痛いほどに知っている。だから、誰にも味合わせたくはない。
沢山の人が傷付いた、沢山の人が死んだ、沢山の人が…遺族となった。誰もが…哀しみと苦痛を抱えていた。
誰かが傷付く姿を見る度、死を見る度、その痛みがよぎって仕方ない……
でも…誰も助けようとする人はいなかった。人を蹴落としてでも助かろうとする輩、仇討ちに走る輩ばかりだった。
今も…戦国時代も…何ら変わりはしない。
私は、少しでも減らしたかった。助けたかった。
だが…周りは別だった。
殺して、手柄を、武勲を立てようとする輩以外、居はしなかった。
だから…神国を作り上げたんだ。
誰も守ってはくれないのなら、誰も守ってはくれないのだから…私が守るって。私が助けるって。
それが…私の決めた道、根差す道だ(ぼわっ!)←純白の神の力が漏れ出る
それは、今後一生…何があろうと変えるつもりはない。
それで死ぬなら、悔いはない。
だが…事態を軽く見てるだの、甘いだの…世間知らずだの…色々と誤解される。
沢山見てきた。腐った世の中も、人も、その全てを…
それでも…何でか…捨てられないんだ(真剣)
たとえ何が、どうであっても…」
ティオナ「お人好し…;」
リュー「覚悟を決めている分、それ以上です;」
ケイト「それで死ぬなら…それでいい。
私が居なくとも、回っていくよう既に完成されてある。
たとえ地球が太陽になろうと、飲まれようと、住民の人達も動物達も皆生き残る。
神国の皆は家族だ。
外から住民になろうとする人達を受け入れるシステムも、洗礼も、全て完了したばかりだ。んー!(伸び)
ま、流石に選びはするけどさ。
住民は全て、国に害する未来を与えない連中のみ、とかさ。
国に、国民に害なす未来があれば、決して認識できず、干渉もできない。
その為の結界でもある。
私は…私が私である限り、割り切れること等出来ない」