第63章 新たな来訪
ルパン「にしし^^(すっ)←頭を撫でていた左手を離す
…俺はよぉ、女の涙にゃ弱いんだよなあ」苦笑
ケイト「え?」
ルパン「微笑)…
お前の気持ちは十分伝わった。
本心からだってことも、考え抜いてのことだってことも、な?
だから…遠慮してねえで頼れ」真剣
ケイト「………いいの…?」
ルパン「ああ!」頷
ケイト「まだ…知り合って、間もないんだよ?」
次元「…俺達も、何も見てねえ訳じゃねえ。
喜びに打ち震える家族も居れば…お前の言うように、哀しそうに慟哭を上げて泣いている家族もいた。
節穴じゃねえよ、俺達の目は。ルパンの使ってる道具なんかに頼らなくてもな」
ルパン「うっせーや!」いー!
五ェ門「…拙者も、同意見でござる。
貴殿の話、嘘偽りない想い、感服仕った。
拙者に任せていただきたく」
「「こらこらこら!!!」」
次元「何依頼を一人占めしようとしてんだ、このっ!;」
ルパン「ただでさえお前は流されやすいんだから土台に重しをつけとけっての!!」
五ェ門「おのれ愚弄するか!!?」ジャキッ!!
ルパン「こんなとこで抜刀すんな馬鹿!;」
五ェ門「また愚弄したな!!?」
次元「違う違う!俺は違うぞ!!」
ルパン「落ち着けっての!!;」
ギャーギャーと盛り上がる中、それに私は口を挟んだ。
ケイト「あのー…(挙手)
一つ、よろしいでしょうか?」
「「「?」」」
ルパン「ん?何だ?」
ケイト「その…試験として、あるものを盗んでくれない?^^;」
ルパン「ほほーう(じと目&頬へ頬を近付ける)
お前また何か考えてんじゃねえの?」にまにま
ケイト「いや…その…それは……まあ……」目逸らし
ルパン「正直に吐けよ。おりゃおりゃあ~」すりすり←頬擦り
五ェ門「ケイト殿に何をする!!?」←刀を振りかざす
次元「落ち着け!;傷付けたら逮捕だぞ!!?;」←五ェ門を背後から羽交い絞め
ケイト「私は…誰であろうと、何であろうと…傷付く姿を見るのは、嫌だ。
たとえどんな罠があろうと、どんな事態に陥ろうと死なせない為の…訓練的なもので。
何より…私には、頼んだ責任があるから」真剣
ルパン「受けた責任の方がでかいぞ、おらあ」
五ェ門「ルパン…せめて言葉を弁えろ!!」くわっ!
次元「お前本当に流されやすいな;情にも美人にも」
私、美人じゃない…;