第63章 新たな来訪
ロボット「?」
ルパン「いや…何でもねえ。
(…三善美、か…)←1732~1734ページ参照
所で…お前らロボットって一体なんだ?;」
ロボットに関しては2525,2526ページ参照。
ロボット「私はケイ、案内及び掃除用ロボットです。
人みたいに自立的に自動で考えて動く総合プログラム、言うなれば人工知能を有しています。
自律的ではなく、『自立的』。決して従属せず、一つの『個』として動き、働いております。
我々ロボットは皆、各々で好みが違いますので、仕事も異なります。
他にも防衛隊の修業用、救助や迷子用、防衛隊での効率のいい攻撃の仕方や戦術指南用があります。
我々もまた国民なのです」
ルパン「あの…モンスターみてえのもか?」
ロボット「はい。
異端児ごほん、失礼。
『魔族』という種族であり、友好的な関係を築けています。
口の利けないものもおりますが、きちんと意思を持っており対話もできますし、市民カードで会話ができております」←2068ページ参照
ルパン「はー…大したもんだ。
で…役所はあの建物だよな?
俺達がいるの、入り口近くなんだけども」
ロボット「はい。
喫煙スペースも作られております。
裏口、中庭、地下の計3か所にあります」
ルパン「そっか。
あんがとよ。んじゃいってくらぁ」
ロボットへ背を向けてから左手を振り、一言放って去っていくルパン。
ロボット「いってらっしゃいませ。
あなたに幸多からんことを」
その背を、ロボット・ケイは静かに見守っておりました。
ルパン「ホント…あったか過ぎるぜ、ここは。
迷ったお陰で、救助されてきたばかりの奴等も見れたが…
あんなに嬉しそうな姿、中々拝めるもんじゃねえ…
ここが…ほんとの、天国って奴か……
消えて欲しくはねえな…
でも神石奪わねえと依頼がなあ…;(ガシガシ)←後ろ頭をかく
神石取ると、何かしら不備が起きるのか?
いや…でもその場合も想定してそうだし……)
何にせよ…やるっきゃねえか!(両拳を揚げる)
(不二子ちゃんとのベッドインの為に」きっ!←真剣
テロップ『一生叶わないと思う』きっぱり
役所の門をくぐり、中に入る直前、一人結論を出すルパン…
その頃既に…
ケイトは自身の分身を神石の下へと送っており、これから起こるだろう事に備えていた。