第63章 新たな来訪
ルパン「あー…
皆が遠慮しいだからよ?
遠慮して譲れない所まで譲ってしまってはしんどいだけ、真に幸せとは言えないからってよ。
変わってるよなあ、ほんと」
次元「……んなこと言ってたら、譲れる所が0になった時どうするんだ?;」
ルパン「うんうん。
だから…色々と研究チームと話し合って、これを作るに至ったらしいぜ?
譲れない所を譲らないといけないようになったら、すぐわかるようにってさ」
五ェ門「つまり…譲れない所が合う者同士との繋がりで主に付き合いつつ、互いに幸せになる為ということか?」
ルパン「多分な。
譲れない所に関しちゃ、自然とそこは要求せず避けるようになる。
求められるのが嫌だからだろ?
つまりを言うと…重なってる奴同士では、わかるからこそやらねえって話さ」
次元「なるほどな…筋は通ってる」
五ェ門「…大事にし過ぎではないか?」
ルパン「「いつも…国を回してくれて、ありがとう」←2548ページ参照
そう言ってるらしいぜ?
「幸せか?」「大丈夫か?」ともな…
国民の義務だとかなんて思っちゃいねえ。
一人の命として向き合って、大事にしようとしている。本気でその幸せを願っている。
一個人の人として…共に生活を支えてくれる『家族』の一人として接しているそうだ。
国王、国民の身分にも拘らずな…」
次元「…荷が重いな。
神石を奪いにきたってぇのに躊躇いそうになる」
ルパン「決心が鈍るよなあ^^;
ま…そんな俺達を通したのもきっと、何らかの意図があるんだろうけどもよ…
結界壊そうとしたガキとは違って、俺達は…殺される覚悟なら当の昔にできてる。
殺すからには…
ちゃんと意味を理解しているし、必要最小限には留めてるがな…」
次元「…そもそも俺達は快楽殺人者じゃねえからな」
五ェ門「……
(国王は)何が目的だ?」
ルパン「さあーな?
そればっかりは話さなきゃわからねえ。
ま…悪いようにはしねえだろうさ。
だからこそ、これを買ったんだがな?神にも効くらしいし」
次元「…本音同士で話し合う為か」
ルパン「そうそう。
だが悪用されたら大変なことになる。
それもあって、結界でふるいにかけてるのさ。
悪用しない奴か、どうかってのをな。
悪用防止機能とかもついてるらしいし、万全だろうぜ…」お手上げ
「「…隙が無い」」