第63章 新たな来訪
ルパン「たーまにはのーんびりと過ごそうじゃねえの?ん?」
次元「なにがたまにだ。
一日中ごろごろしてた日の方が多いだろうに」
ルパン「ま、ま、固いこと言うなっての。な?」
次元「ちっ…おめえといると調子が狂うぜ」
五ェ門「同感でござる」
ルパン「えー!そういうこと言っちゃうのー?」
「「言う!」」きっぱり
ルパン「あらら^^;(がくぅ)
ま、なんにせよ…」ごそごそ
五ェ門「?」
次元「なんだ?」
ルパン「魔法文明とごたいめーん」
次元「なんだその魔法陣は」
ルパン「魔術式って言ってな?
魔力を媒介に、刻まれた術式が指定する事象を起こすもんなんだってよ」
次元「何だそりゃ。
俺達は魔力なんて微塵も持たねえだろうが」
ルパン「そうそう。
で、セット割引で魔力を無尽蔵に生み出す魔術式を買ったんだよな?」
次元「い?」ずるっ&瞠目
五ェ門「何て無防備な…;」
ルパン「だろ?
笑っちゃうよなー^^
格安で手に入ったんだぜ?これら全部」
次元「……物価が低過ぎねえか?;」
ルパン「いやいや、ここじゃこれが水準なんだよ。
元々金もない状態でここに行き着くからな、住民となれる連中は。
それに合わせてるんだろ」
次元「なるほどな…皆が手に入れられるように、ってか」
五ェ門「信じがたい…国の王というものは
ルパン「ふんぞり返って偉そうに命令するだけだもんな。
国民から搾り取ったお金を贅沢に私財として使ってよ!(お手上げ)
が…ここにいる王とやらは、そういうのとは訳が違う…
科学文明での王とは、異質らしい」
次元「……そうだな…元来神なんてものにはなれねえしよ」
ルパン「よし、接続完了。
んじゃあ実験といきますか!」
次元「で、何するんだ?」
ルパン「お前は豚だ」←次元指差す
次元「誰がだ!」べしっ!←指を払う
ルパン「な?鳴らねえ。
ほれ、次の返事は豚の真似だぞ?」
次元「てめえがやれ」
ルパン「それじゃあ実験にならねえだろ?;
ほれ、おめえは豚だ」
次元「ちっ…ぶーぶー」
ビビー♪ビビー♪
次元「これが警音か…」
ルパン「よし、実験成功」
五ェ門「…これは何の意図で作った?」
ルパン「あー、聞いた所によるとよ?
皆に幸せになって欲しいからだってよ」
「「?」」
次元「どういうことだ?;」訝し気