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Unlimited【ダンまち】

第63章 新たな来訪





ケイト「悪いこと、してないつもりでも……
他の人から見たら、気付かずにやっていることだってあるんだよ。

だから…人の意見は、しっかり聞こうね?」微笑
「「あい!!」」敬礼

ケイト「でも…騙そうとしてくる人、ただの罵倒をかける人もいるから、気を付けてね?」
「「あい!!」」敬礼

ケイト「自分の目で見極めて、自分の頭でしっかり考えるんだよ?」
「「あい!!」」

ケイト「あはは…^^;
意味わかってるのかなあ」苦笑

アル「これから学ぶ!」
ケイト「!」瞠目

ディ「頑張る!」
ケイト「ふふっ(微笑)

…楽しみにしてるよ^^」
ディ「期待してて!」
アル「その期待を越える!」

ケイト「あっはっはっ^^

頑張れ!
応援してるよ!」だきっ!
「「あい!!^^♪」」敬礼


ケイト(……教えるつもりが…教えられちゃったなあ…)微笑くす

二人の成長が嬉しかった…


私の頑張りが、姿勢が眩しいと言うフィンの気持ちが…

何となく、わかった気がした……



ケイト「大好きだよ^^」
「「僕/私達の方が好き!!」」

ケイト「こういう所は……両方に似たのかな?^^;」
「「えへへへー!^^♪」」

得意げに笑いかける2人から、「もっと遊ぼう!」とはしゃがれた。

それに私は頷き、皆もまた誘う。
初めてかける誘いに、皆は笑い、大きく頷いた。


こうして…夕暮れまで、楽しく私達は過ごしたのだった……



その頃(昼の中頃)…

小狼達は既にウォーターパーク外におり、温泉街にて行事の見学中だった。



祭囃子(まつりばやし)の中、通りを練り歩くお神輿を中心に
民族衣装に身を包んで囲うようにぐるぐると回りながら舞を舞い、共に進んでゆく女性達。

その舞の優美さに人々は息を飲み、囃し立て、共に騒ぎ、賑わいを見せていた。


毎年、田植えが終わる6月下旬、豊作を願ってのこのお祭りの名は『神祇祭』。
旧時代、下界へ神が降りるよりも遥か昔から続いていた伝統行事であり、神聖な祈りを捧げる祭り…

そのままに、コクーンが存在する限りずっと続いて行くことになる…
結界のお陰で、権力者の金欲や私利私欲などに穢されたり歪められることも無く。


代々受け継がれてきた『想い(我々へ生を与え続けて下さる、神への感謝)』も、『目的(神への一年の感謝を伝える為)』も、しっかりと……


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